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日本神経化学会事務局



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2017/10/18

第60回日本神経化学会大会についてのご報告

| by 学会事務局.
第60回日本神経化学会大会についてのご報告


①概況
参加者人数: 事前参加登録(非会員シンポジスト含む):350 名
当日参加登録者:183 名
神経化学会理事会企画シンポジウム:5 名
一般公開シンポジウム:4 名
計:542名

総演題数:31シンポジウム:124 題
口演演題:83 題
ポスター演題:136 題
計:343 題

②学会ダイジェスト
この度、第 60 回日本神経化学会大会を仙台国際センターで 2017年9月7日〜9日に開催し、無事に終了することができた。演題総数 343 題、参加者総数 523 名で単独で、地方での開催という点では盛会であった。初日9月7日夜には神経化学会 60 周年の記念祝賀会を開催し、日本神経化学会を牽引された先生方をお招きして、現役の先生方との交流を深めた。大会では、国際神経化学会(ISN)やアジア−オセアニア神経化学会(APSN)、中国神経薬理学会との合同シンポジウムを開催した。外国から多くの研究者が参加し、国際交流を深めることができた。若手育成セミナー、若手育成セミナー出身者による次世代シンポジウム、日本神経化学会—日本薬理学会次世代シンポジウムでは若手中心に魅力あるセミナーとシンポジウムを開催した。第 59 回から実施されている若手道場には 39 名が応募して、活発な討論が行われた。ポスターにも136 題の展示あり、座長のリードで十分な討論が行われた。今年は、優秀ポスター賞は参加した神経化学会会員の投票により選考した。厳正な審査の結果、若手道場優秀発表賞 6名、優秀ポスター賞7名に賞状が授与さた。審査をお願いしました先生方には厚く御礼を申し上げます。
 今回はコンベンション会社には委託せず、自前で学会を企画・運営した。そのために、参加者には色々ご不便とご迷惑をおかけしました。大会長として一言お詫び申し上げます。最後になりますが、参加者の皆さま、協賛企業の皆さま、学会事務局の皆さま、和田理事長を始め日本神経化学会の皆さまに感謝申し上げます。

・シンポジウム・口頭発表・ポスター発表の様子
一日目(7日)の特別講演「Ronald Melki博士:Prion-like propagation of alpha-synuclein assemblies in synucleinopathies」においては、当該分野の研究を世界でリードされているMelki博士により、alpha-synucleinが多様なfibrilを形成することで毒性を発揮するといった最先端の研究内容が紹介された。さらには同様の研究分野で活躍されているZurzolo博士らと議論がなされた。二日目(8日)の特別講演「Ype Elgersma博士:Neurodevelopmental disorders: From basic mechanisms to clinical trials」においては、Elgersma博士が御専門のエンジェルマン症候群の病態解明に向けたご研究について紹介された。
シンポジウム「グリアと神経の成熟と精神・神経疾患」では、これまで主流であった SSRI による抗うつ効果のメカニズムとは異なるものであり、SSRI で改善されない難治性うつ病の治療標的として活発な議論が行われた。「精神疾患におけるドーパミン神経伝達の役割」のシンポジウムでは、ドーパミン神経の関与する分子メカニズムについて深い議論がなされた。多くのシンポジウムで最新の知見の発表があった。
 一般口頭演題では発表 10 分・質疑応答 5 分という短い時間の中で様々な議論が行われていた。若手道場が開催され、神経ネットワークやグリア、ミエリン等を掲げ、多種多様な病態の発症及び治療のメカニズム解明に迫る研究に関して、若手研究者によるプレゼンテーションが行われた。本学会の特色としてありますように、討議の時間を多く設け、先生方と若手による非常に活発な議論がなされた。
初日・2日目において、ポスターの展示・発表が行われた。両日ともに、グリア、ミエリン、神経免疫、神経ネットワーク等の種々のテーマに沿ったポスターが展示され、会場には終日多くの閲覧者が訪れていた。発表時間になるとさらに多くの閲覧者が訪れ、ポスター発表者と盛んに意見を交わしており、発表3分討論2分という非常に限られた時間ではあったが活発な議論がなされていた。
・奨励賞・優秀賞の表彰
二日目の総会において奨励賞と優秀賞の表彰式が行われた。奨励賞受賞者である山梨大学の平山友里先生、東北大学の矢吹悌先生および優秀賞受賞者である名古屋大学の永井拓先生から受賞お言葉をいただいた。日本神経化学会理事長であられる和田圭司先生より祝辞と激励のお言葉があった。
・ポスター賞の表彰
下記13名の学生が優秀発表賞(若手道場・ポスター)を受賞した。三日目(9日)の閉会式にて、受賞者の表彰と表彰状の授与が行われた。
若手道場 優秀発表賞
Shota Morikawa (Nara Institute of Science and Technology)
Dilina Tuerde (Tokyo Metropolitan University)
Meiling Sun (Tohoku University)
Kensho Kanehisa (Kyushu University)
Yosuke Morizawa (Tohoku University)
Masayuki Taniguchi (Kobe University)
優秀ポスター賞
Tomoya Okada (Hiroshima University)
Yuka Suzuki (Maebashi Institute of Technology)
Genki Amano (Osaka University)
Nanako Hamada (Aichi Human Service Center)
Reiji Yamazaki (Tokyo Univeristy of Pharmacy and Life Science)
Momoko Higuchi (Osaka University)
Ambika Krishnankutty (Tokyo Metropolitan University)
・理事長を囲む会
初日と二日目にポスター展示会場にて、理事長の和田圭司先生を囲んでお話をする機会が設けられ、若手育成セミナーの参加者を中心として多くの方が参加した。理事長のお話を聞くだけでなく参加者からも積極的に質問する場面も多くみられ、限られた時間の中で非常に活発な議論がなされた。


http://www.jsn2017.jp
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