理事長便り No.16
2018年10月15日 09時00分日本神経化学会
会員 各位
酷暑の記憶が残る中、そよぐ秋風に改めて日本に四季があることの素晴らしさを実感するこの頃ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
既にFacebookでご案内いたしましたが、日本神経化学会設立60周年を記念しましてNeurochemistry International誌特別号が発行されました。第119巻が丸ごと一冊記念号になっています。総説13編、原著論文13編が掲載されております。投稿くださった先生方に改めまして理事長として、また同誌の編集主幹としましても御礼を申し上げます。この特別号は日本神経化学会のActivityを示すものですので、皆さまも是非一度ご覧になってください。Guest Editorを務めてくださった米田幸雄先生、澤本和延先生にも御礼申し上げます。
https://www.sciencedirect.com/journal/neurochemistry-international/vol/119/suppl/C
前回の理事長便りでもご案内しましたが、年内に理事選挙の告示が予定されています。私は今期で理事、理事長を退任しますが次期理事会においても日本神経化学会の更なる発展に向けていろいろな取り組みがなされるものと信じております。その意味におきまして、次回の理事選は非常に重要な選挙になると考えています。ご存じの方は多くないかもしれませんが、本会の理事選は半数改選制(6名、任期4年)です。非改選理事6名、改選理事6名に加えて選挙後に指名される3名の補充理事、さらに2名の監事、計17名で理事会が構成されます。加えて、各委員会(現状では13委員会があります)が理事会の下に設けられています。
今回の理事選では6名の理事の方を選ぶ選挙になります。前回2年前の理事選でもご案内しましたように、候補の方は自ら立候補をして頂く必要があります。選挙管理員会に抱負を含む必要書類の届け出を行ってください。また、会員の皆様から理事にふさわしい方を選挙管理委員会に推薦していただくことも可能です。この場合は、推薦された方のご意向を選挙管理委員会が確認して、立候補される場合は前者と同じ手続きを推薦された方に取っていただきます。なるべく多くの方に立候補頂きたいと考えております。なるべく多くの方のご推薦を頂きたいと考えております。これはあくまで私の考えですが、いまや理事は理事になることが目的ではすまない位置づけになっております。つまり、理事というものは名誉職でなく、行動する職位であり実行する職位です。理事になって仕事をすることを目的にしていただきたいと考えております。こう書きますと、恐れをなす方も居られるかもしれませんが、意欲のある方に取りましては非常にやりがいのあるポジションになってきています。老若男女を問わず意欲のある方は是非立候補頂きたいと考えております。
理事選はオンライン化されていますが、会員の皆さまは応募締切後から投票最終日まで候補者の方々の抱負を読むことができるようになっております。投票は年が明けてからになる予定ですが、投票される会員の皆さまにおかれましては候補の方々を良く熟慮頂き、この人ならばと思われる方々3名を選んで頂きたいと考えております。本会の未来を作るのは、会員お一人お一人の力です。そのためにも、理事選は棄権することなく、必ず投票されますようよろしくお願いいたします。理事はどこかで勝手に決まっているものでなく、お一人お一人が選ばれた結果によるものです。会員参加型の学会を皆さまの力でより高いレベルに上げていきたいと考えております。
残り少なくなるカレンダーの枚数に時の過ぎる早さを感じますが、会員の皆さまにおかれましてはどうぞご自愛ください。
平成30年10月11日
理事長
和田圭司