委員会

委員長便り

【日本神経化学会】委員長だより(国際対応委員会)

国際対応委員会の委員長を務めております味岡でございます。
 
委員会の掲げる目標は、1)日本神経化学会(JSN)と国際学会の相互発展に貢献すること、2)国内で活躍するJSN若手研究者の国際活動を支援すること、3)国外に居住するJSN若手研究者の活動を支援することでございます。この目標を達成するために、シニアから若手まで、和中明生副委員長、池内与志穂委員、王丹委員、照沼美穂委員、永田浩一委員、板東良雄委員、藤原悠紀委員というメンバーで活動しております。
 
以下、具体的な活動について紹介いたします。
 
JSNと国際学会の相互発展への貢献に関しては、姉妹学会である国際神経化学会(ISN)とアジア太平洋神経化学会(APSN)と連携して活動しております。JSNはISNやAPSNの運営に深く関わり、ISNの前会長は故池中一裕先生、APSNの前会長は和中明生先生が務められ、確固たる関係を築き上げてきました。現在JSNからは小泉修一理事長がISN理事として、王丹先生と味岡がAPSN理事として活動しております。ISNの理事選が2月に予定されていますが、和中先生が立候補されておりますので、ISN会員の先生方には投票によるサポートをよろしくお願い申し上げます。
 
また、メーリングリストでもご案内いたしましたが、2022年8月28日から9月1日に開催されるISN/APSN京都大会も大変重要なイベントでございます。それに関連し、Neurochemical Research(NERE) 誌にJSNの65周年記念号を兼ねた大会特集号を発行することになりました。JSN会員の先生方には大会成功に向けてお力添えいただければ幸いに存じます。
 
*参考ウェブサイト
ISN/APSN京都大会
ISN
https://www.neurochemistry.org
APSN(HPリニューアル中にてFacebookリンクを紹介します)
 
次に、国内で活躍するJSN若手研究者の国際活動支援に関しましては、「日本神経化学会トラベルアワード」がございます。ISNあるいはAPSN大会のトラベルアワードの応募に先立って、海外での研究生活が長かった委員が中心となって応募書類を添削するものであり、もしISN/APSNトラベルアワードに採択されなかった場合でも、数名に対してJSNが旅費の一部をサポートするというお買い得(?)なトラベルアワードでございます。なお、本年度から味岡がAPSNのスクール委員長を務めておりますので、スクールを通じた国際活動支援も今後検討して参ります。
 
*参考ウェブサイト
日本神経化学会トラベルアワード
 
最後に、国外に居住するJSN若手研究者の活動支援に関しましては、鍋島俊隆先生のご好意で創設された基金「鍋島トラベルアワード」がございます。こちらは海外留学中の会員が一時帰国して、JSN大会で演題発表するための旅費を補助するものです。
 
*参考ウェブサイト
鍋島トラベルアワード
 
JSNは設立当初からISNの発展に大きな貢献をし、国際的に神経化学研究を牽引して参りました。神経関連の国内学会は多数存在しますが、国際学会とこれほど密接に連携して活動する学会はほとんどありません。国際対応委員会ではこの特徴を生かして、今後も上に掲げた3つの目標に向けて取り組んで参ります。JSN会員の先生方にも是非ご協力いただき、委員会という枠を超えて一緒に活動していただければ大変嬉しく存じます。よろしくお願い申し上げます。


国際対応委員会
味岡逸樹


(2021年1月8日)