委員会

委員長便り

【日本神経化学会】委員長だより(研究助成金等候補者選考委員会)

研究助成金等候補者選考委員会の佐藤 真です。東京大学の尾藤先生より委員長を引き継ぎ、2005~2006年度以来2回目となる委員長を務めております。
 
本委員会は、その名の通り、学会に寄せられた各種研究助成金や賞への公募依頼を会員の皆さんにお知らせし、応募者を学会の立場で選考し、募集団体へと推薦する役割を担っています。
 
多くの、特に若い研究者の先生にとりましては、自らの名前で研究費を取得し、研究を展開させることの重要性は言うまでもありません。いわゆる財団を主とする外部資金の獲得を目指す場合、所属機関を通じて応募される、そのようなケースが多いかと思います。
しかし、実は学会を通しての応募も有効な手段であり、特に所属機関からの推薦枠が1件に限られるような公募条件を課す財団に対して、さらには学会のみから推薦を受け付ける諸団体もあります。後者のなかには、金額の大きい助成金も含まれています。また、各種学術賞も学会推薦が必要な場合もあります。どうぞ、会員の皆様におかれましては、時々HPを、さらには学会締め切り2週間ほど前にご案内しております案内メールもチェックしていただければと思います。
 
学会からの推薦なら厳しい競争が・・・、と思われている会員の方もおられるかもわかりません。勿論、ケースバイケースではありますが、実際には応募がない場合も多々あります。現在は、応募者がない場合に限り本委員会委員の方からご推挙いただける形としておりますが、やはり会員の皆さんからの自主的な応募が大切であり、心より望んでおります。
 
委員会としては、推薦した会員の方が受賞され、助成金を授与されることは、大変嬉しいことです。何か良いことをしたな、そんな気分になります。
 
どうぞ皆さんが本委員会を活用され、各種助成金などを受領される、その事実が学会員の刺激になる、そんなポジティブスパイラルを願っています。


研究助成金等候補者選考委員会
佐藤 真

(2020年10月29日)