会則・役員・議事録・投稿
議事録
2018年度(平成30年度)総会議事録
日本神経化学会
2018年度総会議事録
会 場:神戸国際会議場 1 階メインホール
議 長:仲嶋一範 大会長
副議長:和田圭司 理事長
出 席:出席63 名、委任状164 名(会員総数1,215 名・議決権数931 名・定足数93 名)
議 事:
1.理事長報告
和田圭司理事長より、第61 回日本神経化学会大会大会長である仲嶋一範大会長へ謝
辞が述べられたのち、以下のとおり報告があった。
辞が述べられたのち、以下のとおり報告があった。
・ 理事長就任時より臨んでいる3 つの課題、「本学会財務の健全化」、「本学会内
の透明化」そして「本学会のブランディング化」については引き続き努力をしてい
きたい。
の透明化」そして「本学会のブランディング化」については引き続き努力をしてい
きたい。
・ 今年度10 月に、Neurochemistry International 誌において本学会発足60 周年を記
念した特集号が発刊された。
念した特集号が発刊された。
上記報告ののち、これから控えている理事選挙に向けて、議場へ投票するよう呼び
かけた。
かけた。
2.庶務報告
小泉修一庶務担当理事より、会員状況について報告があった。また、物故会員3 名
に対し黙祷を捧げた。
に対し黙祷を捧げた。
3.会計報告
議長の仲嶋一範大会長より、詳細については議題第8 及び第10 項にて報告のうえ、
審議とする旨説明があった。
審議とする旨説明があった。
4.出版・広報報告
澤本和延出版・広報担当理事より、以下の通り報告があった。
今後の機関誌の発刊予定は、2018 年12 月発刊の『神経化学Vol.57(No.2)
2018』、としているが、冊子体での発刊は本号で最後となる。新年度2019 年より
『神経化学Vol.58(No.1)2019』の発刊月は6 月となり、またはオンラインジャー
ナルとなる。しかしながら、冊子体も継続して製作し、希望者へは有料での発送を
実施する予定である。その際の申込用紙は、次号『神経化学Vol.57(No.2)
2018』、としているが、冊子体での発刊は本号で最後となる。新年度2019 年より
『神経化学Vol.58(No.1)2019』の発刊月は6 月となり、またはオンラインジャー
ナルとなる。しかしながら、冊子体も継続して製作し、希望者へは有料での発送を
実施する予定である。その際の申込用紙は、次号『神経化学Vol.57(No.2)
2018』ならびに本会ホームページへ掲載する。
5.プログラム編成報告
仲嶋一範大会長より、第61 回大会開催状況について、以下の通り報告があった。
・ 大会直前の大型台風通過とそれに伴う高潮による冠水に伴い、プログラム集の水
没による再印刷手配、大会物資未到着による現地での再調達などの甚大な被害があ
ったが、関係者のご協力による迅速な対応によりなんとか開催することができたこ
とを感謝したい。
没による再印刷手配、大会物資未到着による現地での再調達などの甚大な被害があ
ったが、関係者のご協力による迅速な対応によりなんとか開催することができたこ
とを感謝したい。
・ 若手道場については例年の形式より少し工夫を加え、また発表のみならず、若手
が質問をする練習の場となるよう配慮した。
が質問をする練習の場となるよう配慮した。
・ 教育講演として、精神科領域、神経内科を含むその他の臨床領域、および基礎領
域の3 つをセットにして毎日開催する企画とした。
域の3 つをセットにして毎日開催する企画とした。
6.各種委員会報告
①将来計画委員会
橋本亮太委員長より、以下の通り報告があった。
・ 今大会の若手研究者育成セミナーは今年度より寄付金が設けられ、若手道場とと
もに順調に運営されている。また、今大会において、若手研究者育成セミナー出身
者により企画シンポジウムも採択された。
もに順調に運営されている。また、今大会において、若手研究者育成セミナー出身
者により企画シンポジウムも採択された。
・ 出版・広報委員会およびブランディング委員会と連携し、若手研究者育成セミナ
ーの活動を進めている。
ーの活動を進めている。
・ その他引き続き、本委員会内では若手を活性化させる仕組みの検討や、若手研究
者育成セミナー出身者企画シンポジウムの恒常化に努めていく。
者育成セミナー出身者企画シンポジウムの恒常化に努めていく。
②国際対応委員会
和中明生委員長より、以下の通り報告があった。
・ 今年度より、海外在住会員が日本に帰国し大会で発表するための旅費の補助を目
的として設置した「鍋島トラベルアワード」については、2 名の応募があり両名受
賞となった。来年のNeuro2019 への応募については学会ホームページやメール配信
等で周知する予定である。
的として設置した「鍋島トラベルアワード」については、2 名の応募があり両名受
賞となった。来年のNeuro2019 への応募については学会ホームページやメール配信
等で周知する予定である。
・ ISN2019 大会は、2019 年8 月4 日~8 月8 日までモントリオールで開催予定であ
る。Travel Award の応募についても学会ホームページやメール配信、Facebook 等
で周知する予定である。
る。Travel Award の応募についても学会ホームページやメール配信、Facebook 等
で周知する予定である。
・ 前項のISN モントリオール大会でISN 現理事の改選となり、本学会の馬場広子
ISN 理事が任期満了となる為、本会後にその後任となる理事候補者を選出する予定
である。
ISN 理事が任期満了となる為、本会後にその後任となる理事候補者を選出する予定
である。
③出版・広報委員会
澤本和延委員長より、以下の通り報告があった。
・機関誌に加え、ホームページやSNS を活用し学会の情報を発信している。
・ ホームページではNeurochemistry International 誌において本学会発足60 周年を
記念した特集号が発刊されたため、トップページにバナーを掲載している。
記念した特集号が発刊されたため、トップページにバナーを掲載している。
・バナー広告は現在2 件掲載している。
・ 今大会より対応しているプレスリリースについては、7 件の研究発表について各
種報道機関へ配信した。
種報道機関へ配信した。
④研究助成金等候補者選考委員会
尾藤晴彦委員長より、以下の通り報告があった。
会員よりの学会推薦への応募件数を増やすべく、その広報手段等について出版・広
報委員会とも連携しホームページの改善等を進めていく予定である。
報委員会とも連携しホームページの改善等を進めていく予定である。
⑤シンポジウム企画委員会
佐藤真委員長より、以下の通り報告があった。
・ 今年度理事会企画シンポジウムは本日(9 月7 日(土))14 時より、タイトル
「オートファジー分子から神経疾患治療まで」とし、シンポジストは荒木敏之先生
(国立精神・神経医療研究センター)、村松一洋先生(自治医科大学)、斉木臣二
先生(順天堂大学)、水島昇先生(東京大学)の内容で開催予定である。
「オートファジー分子から神経疾患治療まで」とし、シンポジストは荒木敏之先生
(国立精神・神経医療研究センター)、村松一洋先生(自治医科大学)、斉木臣二
先生(順天堂大学)、水島昇先生(東京大学)の内容で開催予定である。
・ 2018 年度の理事会企画シンポジウムについては、明日の委員会にて検討予定で
あるがNeuro2019 ということで、日本神経科学学会との差別化を図っていきたいと
考えている。
あるがNeuro2019 ということで、日本神経科学学会との差別化を図っていきたいと
考えている。
⑥脳研究推進委員会
白尾智明委員長より、以下の通り報告があった。
・ 脳科学関連学会連合および生物科学学会連合についてどのような形をとっていく
か検討している。
か検討している。
・ 脳科学関連学会連合については今期より山脇成人先生(日本神経精神薬理学会)
が連合代表に、和田圭司理事長が運営委員に就任された。
が連合代表に、和田圭司理事長が運営委員に就任された。
・ 脳科学オリンピックについては、Brain Bee の実態について引き続き注目してい
きたい。
きたい。
・ 国際生物学オリンピックについては、これより理事会に諮る予定であるがワーキ
ンググループを設置しより良い作問をしたいと考えている。
ンググループを設置しより良い作問をしたいと考えている。
⑦連合大会・多分野交流委員会
木山博資委員長が欠席のため、和田圭司理事長より、以下の通り報告があった。
・ 今大会における連合大会・多分野交流委員会シンポジウムは昨日(9 月6 日
(金))に、タイトル「A new era of life science research via cooperation and
integration with data science」とし、シンポジストは島村徹平先生(名古屋大学)の
内容で開催された。
(金))に、タイトル「A new era of life science research via cooperation and
integration with data science」とし、シンポジストは島村徹平先生(名古屋大学)の
内容で開催された。
・ Neuro 2019 における第62 回日本神経化学会大会における本企画については、菅
裕明先生(東京大学 大学院 理学系研究科・理学部)に依頼する予定である。
裕明先生(東京大学 大学院 理学系研究科・理学部)に依頼する予定である。
⑧ダイバーシティー推進委員会
東田千尋委員長より、以下の通り報告があった。
・本学会全会員へ実施したアンケート結果を学会ホームページへ掲載予定である。
・ 本大会では大会長のご協力の元、Web 上での演題登録時に「アンケートの形」で
実施した大会における参加者の属性調査ならびに託児室の設置について、次大会で
も継続して実施していただきたい。
実施した大会における参加者の属性調査ならびに託児室の設置について、次大会で
も継続して実施していただきたい。
・ 今年度より設置した「子育て支援篤志基金」では今年度の応募は無かったが、次
回は周知徹底および利用内容の拡大等を検討していきたい。
回は周知徹底および利用内容の拡大等を検討していきたい。
・Neuro 2019 においてダイバーシティーシンポジウムの企画について検討する予定
である。
である。
⑨利益相反委員会
工藤喬委員長より以下の通り報告があった。
現在本学会で運用している指針について改定事案は無いとしているが、日本医学会
より利益相反の管理ガイドラインに沿って、本学会指針においても必要に応じて改
定を検討する。
より利益相反の管理ガイドラインに沿って、本学会指針においても必要に応じて改
定を検討する。
⑩ブランディング委員会
今泉和則委員長より、以下の通り報告があった。
・ 情報発信力の強化として、議題第6―③項にて報告があったとおりプレスリリー
スを行った。プレスリリースについては次年度以降も実施したい。
スを行った。プレスリリースについては次年度以降も実施したい。
・若手育成ならびに基礎と臨床の連携強化について検討をしている。
⑪臨床連携委員会
望月秀樹委員長より、以下の通り報告があった。
・ 2019 年5 月開催の日本神経学会学術大会にて広報すべく「いまからでも遅くな
い。3 学会プレジデントが語る基礎研究の魅力」をテーマとしたシンポジウムを企
画し、若手世代に認知を広めるということで和田圭司理事長にご講演いただく予定
である。
い。3 学会プレジデントが語る基礎研究の魅力」をテーマとしたシンポジウムを企
画し、若手世代に認知を広めるということで和田圭司理事長にご講演いただく予定
である。
・ 臨床系学会学術総会と本学会大会開催時期が重なる為、将来的には開催時期をず
らすことが可能か検討したい。
らすことが可能か検討したい。
⑫倫理委員会
島田昌一委員長より、以下の通り報告があった。
今年度より、会員の行う研究に関して倫理的な問題が生じた場合に対応できるよう
設置した。
設置した。
状況に応じ利益相反委員会と合同で委員会を開催し対応する予定である。
7.2018 年度優秀賞・奨励賞選考結果報告
竹林浩秀委員長より、本年度受賞者について以下の通り報告があった。
【優秀賞】1 名
氏 名:七田 崇
所 属:東京都医学総合研究所 脳卒中ルネサンスプロジェクト
テーマ:脳梗塞における無菌的な炎症メカニズムの解明
【奨励賞】3 名
氏 名:髙野哲也
所 属:Department of Cell Biology, Duke University Medical School
テーマ:脳構築における神経細胞の極性形成と維持機構の解明
氏 名:藤田 幸
所 属:大阪大学大学院医学系研究科 分子神経科学
テーマ:中枢神経回路形成と修復過程におけるゲノム高次構造変動
氏 名:森澤陽介
所 属:東北大学大学院生命科学研究科 超回路機能分野
テーマ:脳梗塞後の貧食性アストロサイトによる脳内再編とその分子基盤の解明
(50 音順/敬称略)
8.2017 年度決算の件
馬場広子会計担当理事より、2017 年度決算について報告があり、異議なく承認され
た。
た。
9.同監査報告
田代朋子監事、遠山正彌監事とも欠席の為、両監事の指名により、和田圭司理事長
より以下の通り報告があった。
より以下の通り報告があった。
2017 年度収支内容及び財産状況について、適性である旨確認したとのことである。
本件について議場に諮ったところ、異議なく承認された。
10.2019 年度予算の件
馬場広子会計担当理事より予算案が提案され、本件について議場に諮ったところ、
異議なく承認された。
異議なく承認された。
11.評議員選任の件
小泉修一庶務担当理事より、新評議員として以下の1 名が理事会より推薦された旨
報告があった。
報告があった。
酒井 規雄 広島大学大学院 医歯薬保健学研究科
※任期:2021 年総会終了まで (敬称略)
本件について議場に諮ったところ、異議なく承認された。
12.功労会員推薦の件
小泉修一庶務担当理事より、功労会員として以下の4 名が理事会より推薦された旨
報告があった。
報告があった。
稲垣 忍 大阪大学大学院医学系研究科 保健学専攻
井上 和秀 九州大学
高橋 正身 北里大学医学部 代謝・蛋白学
平林 義雄 理化学研究所 脳科学総合研究センター
(50 音順/敬称略)
本件について議場に諮ったところ、異議なく承認された。
13.会則改定の件
小泉修一庶務担当理事より、理事会での審議を踏まえ以下の通り会則の改定案(下
線箇所改定)が提示され、議場に諮ったところ、異議なく承認された。
線箇所改定)が提示され、議場に諮ったところ、異議なく承認された。
会則:
第3 章 会員
第14 条 長期海外留学等の海外居住や産休・育休等で、一時的に学会活動が困難と
なる場合、休会届を提出した上で休会できることとする。海外留学等終了後には、
ただちに本会活動に復帰する旨申し出なければならない。
なる場合、休会届を提出した上で休会できることとする。海外留学等終了後には、
ただちに本会活動に復帰する旨申し出なければならない。
なお、休会中は次の通り取り扱うこととする。
1.年会費は免除する
2.機関誌「神経化学」は配布しない
3.大会等本会主催の集会等の参加費は非会員扱いとする
4.総会議決権は有しない
5.役員等の選挙権および被選挙権は有しない
6.日本神経化学会優秀賞ならびに奨励賞の応募資格は有しない
7.休会期間は会員歴に含めない
ただし、次の場合は休会を認めない。
1.年会費を滞納しているとき
2.休会中常時連絡可能な連絡先(日本国内住所・電子メールアドレス等)を申し
出ないとき
出ないとき
3.その他本会理事会にて不適当と判断されたとき
第4 章 役員、評議員および職員
第23 条 評議員の任期は4 年とし、再任を妨げない。評議員には第21 条、2.3.4.項の規定を準用する。評議員は就任する時期に満70 歳未満とする。
第5 章 会議
第33 条 総会は、正会員、功労会員、シニア会員及び若手会員の現在数において十分の一以上出席しなければその議事を開き議決することが出来ない。ただし当該議事につき委任状を提出したものは出席者とみなす。
14.次期大会および開催地の件
那波宏之第62 回大会長より第62 回日本神経化学会大会について、以下の通り報告
があった。
があった。
<Neuro2019(第42 回日本神経科学大会:第62 回日本神経化学会大会)>
テーマ:飛翔する脳科学:命と心の接点
会 期:2019 年7 月25 日(木)~28 日(日)※4 日間
場 所:朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター
〒950―0078 新潟市中央区万代島6 番1 号
大会ホームページ:http://www.neuro2019.jnss.org
公募シンポジウム募集期間:2018 年8 月1 日(水)~10 月9 日(火)正午
続いて、馬場広子第63 回大会長より第63 回日本神経化学会大会について、以下
の通り報告があった。
の通り報告があった。
<第63 回(2020 年度)大会>(単独大会)
会 期:2020 年9 月10 日(木)~12 日(土)
場 所:いちょうホール(八王子市芸術文化会館)を予定
〒192―0066 東京都八王子市本町24 番1 号
15.その他
和田圭司理事長より、議題以外の報告事項とし、以下の通り報告があった。
・鍋島トラベルアワード事業基金について
鍋島俊隆先生からの申し出により日本神経化学会に新しい基金「鍋島トラベルアワ
ード」を創設することが出来た。「鍋島トラベルアワード」は現在海外に留学して
いる会員(休会中も含む)が一時帰国して日本神経化学会大会において演題を発表
するに当たっての旅費を補助するものである。今後この鍋島トラベルアワードの募
集は毎年行う予定である。
ード」を創設することが出来た。「鍋島トラベルアワード」は現在海外に留学して
いる会員(休会中も含む)が一時帰国して日本神経化学会大会において演題を発表
するに当たっての旅費を補助するものである。今後この鍋島トラベルアワードの募
集は毎年行う予定である。
・子育て支援篤志基金について
同基金は今年度より新たに設置し、子供を帯同しないと大会に参加出来ないという
会員を支援する主旨により設けた。しかしながら、日本学術振興会へ確認したとこ
ろ、各学術総会に参加する際の旅費の支援が科研費より可能である旨回答を得た。
その為、同基金の利用内容の拡大等をダイバーシティー委員会で検討するよう依頼
している。
会員を支援する主旨により設けた。しかしながら、日本学術振興会へ確認したとこ
ろ、各学術総会に参加する際の旅費の支援が科研費より可能である旨回答を得た。
その為、同基金の利用内容の拡大等をダイバーシティー委員会で検討するよう依頼
している。
・ 若手研究者育成セミナーにおいても、今年度より寄付金が寄せられるようになっ
た。同セミナーの運営を毎年円滑に実施したい。
た。同セミナーの運営を毎年円滑に実施したい。
・ これより理事選挙が控えており、前回より同選挙は立候補制となった為、奮って
立候補してもらいたい。
立候補してもらいたい。
以上を以て、予定した全ての議事を終了し、2018 年度総会を閉じた。