委員会

委員長便り

【日本神経化学会】委員長だより(出版・広報委員会)

 小泉修一理事長のもと、出版・広報委員会の委員長として活動をしております竹林です。委員長便りをお届けします。出版・広報委員会は、山岸覚副委員長と8名の委員の方々(笠井淳司委員、澤本和延委員、芝田晋介委員、照沼美穂委員、馬場広子委員、廣田ゆき委員、牧之段学委員、服部美咲委員)、事務局と共に活動しております。
 本原稿を執筆中の2020年6月現在は、新型コロナウイルスの感染が日本では収束に向かいつつありますが、世界的にはまだまだ感染者が増大しており、先の見えない状況が続いています。ここまで多くの社会生活が制約されてきました。研究活動もその例外ではなく、国内外の多くの学会が中止や開催方法の変更を余儀なくされています。このような状況下で、特にポスドクやテニュアトラックの方々など期限がある中で研究に取り組んでおられる方の中には、大きなストレスを感じている方も多いのではないでしょうか。しかし、どんなに大変な状況でも「明けない夜はない」と信じ、日々、それぞれの役割を果たしつつ、やるべきことを進めていくしかないと考えています。 学会としても、会員の皆様の力になれることがあれば対応していきたいと思案しております。サイエンスは、今回のような危機的な状況に対応できる力となります。新型コロナウイルスに対しては、ワクチンや薬の開発が待望されていますが、それを可能にするのがサイエンスの力です。新型コロナウイルス感染症では急性の嗅覚や味覚障害が現われる症例があると聞いております。これらの現象のメカニズム解明や早期診断に寄与できるような研究に日本神経化学会の会員からもチャレンジしていただけると、社会的な貢献に繋がるのではないかと期待しております。
 出版広報委員会の活動を振り返り、今後の抱負を述べたいと思います。
・機関誌「神経化学」は、澤本前委員長のときにペーパーレスに移行し、形式も決まりつつあります。会員はもちろん非会員の方にもお読みいただけますので、日本神経化学会の魅力を積極的にアピールしていきたいと考えております。学会ホームページに掲載を始めました新企画「私と神経化学」も、機関誌の新しい記事として継続的に掲載していく予定です。
・学会ホームページは、少しずつ改良を進めております。新企画として、理事長、大会長、理事などを務められた先生方から「私と神経化学」と題したご寄稿をいただいております。これまでに御子柴克彦先生と永津俊治先生よりご寄稿いただきました。御子柴先生も永津先生も、大きな情熱をもって研究推進と次世代育成に邁進されておられたことがわかります。いずれの文章も元気と活力をいただける文章です。今後も更新予定ですのでご期待ください。ホームページには、理事長直通の目安箱も設置いたしましたので、学会へのご意見やご要望がございましたらお寄せください。新着情報や神経化学トピックスなども随時更新中です。いずれの記事も、自薦、他薦は問いませんので、お寄せください。 ホームページとFacebookは山岸副委員長を中心にして、笠井委員にはHP改良に、照沼委員には英語化に貢献していただいております。
・新企画の学会準公式サイトとしてInstagram, Twitterを始めました。多くのご支援とご理解をいただき開始することができました。服部さんに若手の委員として加わっていただき、積極的に発信していただいています。これまでにはなかった感性で発信し、若手会員から年代を超えた交流が広がっていくことを期待しております。アカウントを持っておられる方は、”登録”と”いいね”を宜しくお願いします。
・メーリングリスト配信は、芝田委員と廣田委員に貢献していただいております。引き続きタイムリーで安定した配信を行なって参ります。
 今後とも、顔が見える学会、そして、楽しく、為になる交流ができる学会を目指して出版・広報活動を行なって参ります。世代を超えた交流、さらに基礎-臨床の交流を増やしていくと、本学会の強みが強化できると考えております。会員の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。現在、馬場広子大会長を中心に準備が進められております第63回日本神経化学会大会にて、皆様と交流できますことを楽しみにしております。
出版・広報委員会
竹林浩秀
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私と神経化学
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