日本神経化学会事務局



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会員の皆様へ

 

理事長挨拶

 この度、和田圭司前理事長の後任として、伝統ある日本神経化学会の理事長を拝命いたしました山梨大学・医・薬理の小泉修一です。日本神経化学会は、「神経化学」を標榜する世界で最も古い学会として、発足当初から今日まで、世界の神経化学をリードしてきました。また基本理念として「化学物質・分子により脳の仕組み及び疾患のメカニズムを解き明かす」を掲げ、これもぶれることなく続いております。さらにこの理念実現のために、徹底した「深い議論」及び「若手育成」をポリシーとして活動を行って参りました。このように、これまでの会員の皆様、理事の先生方、委員長、委員を務められた先生方のおかげで、日本神経化学会は脳の研究領域のなかに一つの大きな流れを作ってきたと思います。私は、日本神経化学会に育てて頂いたと思っておりますし、本学会の基本理念に強く賛同しておりますので、これまでの大きな流れは今後も変えません。しかし、さらなる発展を目指して、変えるべき点は勇気をもって改革していこうと考えております。今期は「伝統の継承と改革」を旗印に、日本神経化学会を先導していく覚悟であります。ちょうど私の理事長就任時期が、平成が終わり新しい元号を迎える時期と重なりました。平成の総括などという大それたものではありませんが、昭和、平成を経て日本神経化学会が新しい時代に引き継ぐべきこと、改革すべきことを、新しい執行部、理事の先生方、委員会の先生方と、しっかり議論し、実行に移したいと思います。今季の執行部にはフレッシュな顔ぶれがそろいました。様々な改革のためにはベストなメンバーだと思います。私を含め経験不足の面は否定できませんが、幸い理事長経験者をはじめ、経験豊富な先生方が多数理事として残ってくださいました。フレッシュな力と経験とを融合させて、伝統ある日本神経化学会の新しい時代を築いていきたいと思います。

 和田前理事長は、学会の透明化、財政の健全化、学会のブランド化を大きな目標として、大きな成果をあげられました。例えば、「理事長だより」として頻繁な情報発信、大会中の理事長と直接お話ができる環境作り等々により、学会の透明化が大きく前進いたしました。これは、学会のブランド化にも大きく貢献いたしました。また大会プログラムに「若手道場」等を定着させる等により、「深い議論」及び「若手育成」で大きな面で大きな改革を成し遂げました。私も、和田前理事長の方針はしっかり「継承」いたします。そして、次へのさらなる発展を目指して、改革と途切れの無い活動を進めてまいります。

 具体的なお話は、和田前理事長から引き継ぎます「理事長だより」にて、随時発信して参ります。一点だけ「改革」について申しますと、日本神経化学会としての情報発信力をより強化したいと考えています。例えば、学会ホームページも充実してまいりましたが、まだサイエンスのポータルサイトとしての役割には至っておりません。コンテンツ、使いやすさ、さらに更新頻度・タイミング等が関係する大きな作業になりますが、勇気と情熱をもって改革していきたいと思います。また、私は自身の研究でイメージングに力を入れております。今更ですが、情報発信において、画像、さらには動画の影響力の大きさは計り知れません。質の高いイメージングからは想像以上の情報が得られます。新しいイメージングプローブは、サイエンスの新しい分野を切り開く力もあります。学会からの情報発信においても、イメージングを強く意識して、会員の皆様の情報が、また学会の情報が効果的に伝わるよう、またサイエンスのポータルサイトとしての役割を果たせるよう、強化していきたいと考えております。もちろん、情報発信だけでなく会員の皆様の情報・声が学会にきちんと届く仕組みも新たに構築します。

 これらの実施には、会員の皆様方の協力と、学会の財政安定化が必要となります。和田前理事長、馬場前財務担当理事、澤本前出版広報担当理事らを中心にした徹底した財政改革により、学会の財政は大きく安定しました。今後は、支出の抑制だけでなく、収入を増やす手立てを積極的に考えるときに来ていると思います。こちらについては、また別の機会に情報発信することにいたします。最初のご挨拶として、最後に申し上げたいことは、会員の皆様のための日本神経化学会であるということです。会員であることで、皆様に満足していただける、納得していただけるような、またそれが本学会にポジティブにフィードバックされるような、会員の皆様と学会とのwin-winの関係を築いていくことが、私の使命と考えております。色々とご協力をお願いすることもあります。しかしそれらがすべて皆様に還元されるように、全力で努めてまいります。会員の皆様からの、叱咤激励、ご指導、さらに皆様方の積極的なご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。

2019年3月 
山梨大学大学院総合研究部
医学域・薬理学講座 教授
小泉 修一



 

 

理事長便り

 
理事長便り
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2019/08/26

理事長だより6

| by 学会事務局.
日本神経化学会
会員 各位


連投になってしまいますが、ご容赦ください。

NEURO2019が終了して間もない8月4-8日、国際神経化学会(ISN-ASN2019)がモントリオールで開催されました。猛暑の日本を離れて、涼しく快適な気候の中、世界中の研究者と熱い神経化学を楽しむことができました。今回は日本からの参加者が多く、その数は100名に達する勢いでした。特に若手研究者の参加が多く、日本の神経化学研究者の活躍がとても頼もしく思えました。

今回のモントリオール大会は、本来ならば池中一裕先生がISNプレジデントとして迎える大会でありました。池中先生も本大会を大変楽しみにしていらっしゃいましたので、先生の無念さを思うと言葉になりません。本当に残念です。モントリオール大会では、池中先生のご家族をお迎えして先生を偲ぶ特別セレモニーが開かれました。池中先生の神経化学のご業績、ISN・アジア太平洋神経化学会(APSN)への数多くのご貢献、さらに先生のお人柄、お酒や人生に関するエピソードの数々を、トークや写真で、称え、語り、懐かしみ、偲んだ、大変素晴らしいセレモニーでした(写真)。ここに改めて、池中先生のご功績を称え、感謝の意を表し、心よりご冥福をお祈りしたいと思います。
 

さて次回のISN大会は、2021年8月23日−26日に京都で開催されます(ISN-APSN2021京都大会)。日本での開催は、1973年の第4回大会(会長塚田先生)、1995年の第15回大会(会長栗山先生、事務局長植村先生、プログラム委員長宮本先生)に次いで、26年ぶり3回目となります。今回の日本誘致は、2017年のISNパリ大会のコンペで、味岡先生が素晴らしい京都大会誘致プレゼンテーションを行ってくださったことで実現しました。日本神経化学会前理事長和田先生の大きなサポートもありました。また京都大会が決まった後も、日本神経化学会との共催の件等々多くの難題が出てまいりましたが、こちらは現APSNプレジデント、2021年京都大会LOC Chairの和中先生が本当に力強く、また辛抱強く交渉を続けてくださり、多くは解決に向かっています。このように、日本神経化学会メンバーの献身的な活躍により、久しぶりの日本開催、京都大会が実現します。

これから2021年京都大会のプログラム委員会が組織され、魅力的で刺激的なプログラム・イベントが次々に計画される予定です。ISN-APSNの恒例行事である、「アドバンストスクール」「Young Investigators Colloquium」「Young Members Symposium」等、若い研究者を育成する様々な仕組みも組み込まれると思います。日本神経化学会の独自プログラム、例えば「若手研究者育成セミナー」「若手道場」もどこかに入れ込もうと画策しております。日本神経化学会の底力を見せる大会にしたいと思っております。会員の皆様には、どうぞ今から2021年京都大会のスケジュール8月23日−26日を確保していただき、神経化学の熱い国際交流を楽しんでいただければと思います。

またこの機会にISNへの入会もご検討頂ければと思います。APSN会員になりますと、無料でISN会員になれますし年会費も安価となっています。ISN及びAPSNで、もっともっと日本神経化学会メンバーの存在感を示せると思います。

まだまだ暑さが続いております。会員の皆様方におかれましては、どうぞお体に気をつけて、素晴らしい夏をお過ごし下さい。
 

令和元年8月
理事長
小泉修一
09:00
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