委員会

委員長便り

【日本神経化学会】委員長だより(優秀賞・奨励賞選考委員会)


昨年より優秀賞・奨励賞選考委員会の委員長を拝命しております澤本和延と申します。同委員会は、今泉和則先生、小野寺理先生、工藤喬先生、馬場広子先生、久保健一郎先生、永井拓先生とともに7名で活動しております。
 
前委員長の等誠司先生より、応募者を増やすための対策が必要であるというアドバイスをいただき、委員の先生方、理事会の先生方とともに議論を重ねて参りました。会員の皆様のお考えを把握するため、全会員を対象としたアンケートも実施しました。
 
今年度の選考は以下の方針で行うこととなりました。
・優秀賞については、高いレベルの中堅研究者(45歳未満)を選考する。
・奨励賞については、本学会の将来を担うと期待される若手研究者について、独創性と発展性も重視して選考し、5名程度まで受賞者の数を増やす。応募資格は、臨床系の研究者などが応募しやすくなるように、年齢制限から学位取得後年数(原則として学位取得後7年以内)に変更する。
・他薦を導入し、優秀な研究者の応募を促す。
 
その結果、優秀賞受賞者として笠井淳司先生と北村貴司先生の2名、奨励賞受賞者として岡田正康先生、加瀬義高先生、藤原悠紀先生、山崎礼二先生、山室和彦先生の5名を選出し、Neuro2022の会期中に授賞式を行いました。優秀賞のお二人には、受賞対象となった優れたご研究の成果について、受賞講演をしていただきました。受賞者の皆様には、今後益々のご発展と、本学会でのご活躍を祈念しております。
 
来年度の優秀賞・奨励賞では、ライフイベントを考慮することなどを周知し、より多くの方から応募していただけることを期待しております。今年から導入しました他薦制度は、推薦者から事務局へ、被推薦者の所属・氏名および推薦する賞をメールで連絡するという簡単な方法です。被推薦者に内諾を得ていただく必要はなく、推薦書も必要ございません(応募するかどうかは本人の自由です)。優秀な研究者をご存知の方は、お気軽に推薦をお願いします。
 
今後も委員の先生方と協力し、優秀賞・奨励賞の選考を通じて、若手研究者の育成と学会の発展に貢献できるように努力致します。ご質問やご提案等がございましたら、澤本( sawamoto@med.nagoya-cu.ac.jp )までお気軽にご連絡下さい。よろしくお願い致します。

優秀賞・奨励賞選考委員会
澤本和延

(2022年7月13日)