理事長だより 3
2019年6月26日 08時02分平成から令和への歴史的なバトンタッチも無事に終わり、あっという間に令和元年も一ヶ月が過ぎてしまいました。少しは令和の響きにも慣れてきたように思います。10連休は、研究者にとってはうれしいような迷惑なような時間でもありました。ともあれ、名実ともに令和の時代が始まりました。日本神経化学会も令和バージョンとして活動を行っていきたいと思っております。
今回は、新しくできた委員会、新設理事、さらに副委員長制度についてその意図を簡単に説明いたします。
1.若手育成委員会委員長(照沼美穂委員長)
日本神経化学会は、若手の育成を大きな目標に掲げ、非常に緻密で教育的なプログラム、「日本神経化学会若手育成セミナー(若手セミナー)」を開催しております。発足からすでに10年以上が経過し、本年は第12回の開催になります。当初は、各大会長マターとして、開催されておりましたが、数年前から学会の正式な行事として認められ、日本神経化学会の最も大切な活動の一つとなっております。これまで本セミナーのお世話は、将来計画委員会が行って参りました。しかし、若手育成セミナーの内容も少しずつ大きくまた複雑になり、将来計画委員会の時間とエネルギーの多くが、若手育成セミナーの準備・運営に占められるようになってまいりました。将来計画委員会の仕事は多義にわたり、また仕事量も非常に多くなってきております。そこで、若手セミナーのお世話を行う委員会を「若手育成委員会」として独立させました。委員長は新潟大学の照沼美穂先生にお願いしました。若手セミナーのノウハウの開催、ノウハウの継承、さらに今後の若手セミナーにの在り方についても議論していただきます。また、「若手道場」等のその他の若手育成に関係するイベントにもご協力頂きます。相当大変な委員会ですが、若手育成は、日本神経化学会の柱となるミッションです。どうぞ、会員の皆様も、本委員会の活動にご協力いただき、またご支援いただきますようお願い申し上げます。これにより、将来計画委員会の活動が、より深く・活発になることが期待されます。
2.ブランディング担当理事(尾藤晴彦副理事長)
前理事長 和田圭司先生が新たにブランディング委員会を作られました。学会のブランド力向上は非常に重要な課題と考えます。今期は、ブランディング委員会の機動力を少し高めた形で「ブランディング担当理事」を置くことにしました。各種委員会からの案件・要望を、学会としてうまく吸収し、実行・解決する司令塔を務めていただきます。また、理事会から各委員会へのお願いごとなどの際に、交通整理もしていただきます。ブランディング担当理事に集約することで、機動力が格段に高まることが期待できます。各委員長、委員の先生方は、どうぞブランディング担当理事尾藤先生に気軽にコンタクトしていただき、学会のブランド力向上を目指す活動を活発化していただければと思います。
また、和田前委員長が新たに作られた委員会、他分野連合委員会(木山博資先生)、臨床連携委員会(望月秀樹先生)、倫理委員会(竹居光太郎先生)は今期も継続いたします。
3. 副委員長制度
すべての委員会が非常に重要な役割を担っていますが、委員会によっては、仕事量が極端に多くなっています。また今期、多くの仕事をお願いする予定の委員会もございます。そこで、一部委員会では、副委員長制度を新たに作りました。委員長とタックを組んで、委員会活動を強力に推進していただきたいと思っております。副委員長は単なるサポート役というわけではなくて、委員長と同様に大きな役割を担っていただく予定であります。どうぞ、委員長・副委員長間の連携を上手にとって、効果的・効率的な委員会運営を行っていただきたく存じます。
令和元年6月