理事長だより No.9
2020年4月8日 15時48分日本神経化学会
会員 各位
新型コロナウイルス感染拡大の中、いつもとは全く異なる新年度、2020年度が始まりました。新型コロナウイルスに罹患された皆様、関係者の皆様には心よりお見舞い申し上げます。
昨日4月7日には、ついに7地域で非常事態宣言が出されました。
3月来、すでに研究・教育活動が大きく制限されていたと思いますが、これによって益々厳しい状況になることが予想されます。研究の遅れや学生の教育等で、大きな焦りやストレスを抱えていらっしゃる方も多いと思います。しかし、先ずは自身と自身の親しい方々の安全を優先することが重要かと思います。
感染拡大が進んでいる地域もそうで無い地域の皆様も、自身はもちろん、関係者への感染拡大に十分にご留意くださいますよう、強くお願い申し上げます。既に何度も様々な媒体から発せられていますが、手洗い、うがい、咳エチケット、3密(密閉、密集、密接)の回避等々に改めてご留意されることを、改めてお願い致します。
また、会員の皆様方の中には、最前線で治療や感染拡大防止に奔走している方も多くいらっしゃるかと思います。本当に苛酷なミッションで、すでに心身ともに疲れ果て、また今までに無い恐怖や無力感に苛まれている方も多いと思います。改めて感謝と敬意を表するとともに、くれぐれもお体にご留意くださいますようお願い申し上げます。
さらに、大学・研究所等で普段とは全く異なる対応を迫られたり、講義・実習等学生の教育対応に追われている方、実験が出来ない方、論文が書けない方、留学にストップがかかっている方等々、本当に大きなストレスと不安を抱えていると思います。しかし、繰り返しになりますが、先ずは安全を第一に考えて頂きたいと思います。
本日4月8日は、遠くから会員の皆様にエールを送ることしか出来ませんが、日本神経化学会として、直接・間接的を問わず何が出来るのかを考えて参りたいと思います。先ずは、本年度の大会を始め、様々なイベント、さらに関連学会のイベント等、特に〆切りなどに柔軟に対応できるよう準備を整えたいと思っております。ご要望等がありましたら、遠慮無くお寄せください。
皆様と関係者の安全と、一日も早い新型コロナウイルスの収束を心からお祈り申し上げます。
令和2年4月8日
理事長
小泉修一