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神経化学の若手研究者育成セミナー

日本神経化学会では,明日の神経化学を支える人材の養成を目指し,神経化学の若手研究者育成セミナー(以下、若手育成セミナー)を大会に併せて開催しております.
これまでの若手育成セミナーでは,第一線で研究に携わる講師陣が,最新の研究内容や実験手法,さらには研究者としての心構えなどについて熱心に講義し参加者と討論されてきました. 
神経化学会は深く討論することを重視する伝統がありますが,本セミナーでもこの伝統が受け継がれています. 
講義・討論・フリーディスカッションを通して,講師や参加者同士が自由に意見交換しながら,神経化学の楽しさを感じていただければと思います.

なお本セミナーには,多くの企業からのご寄附や広告協賛によるご支援をいただいております. 
厚く御礼申し上げますとともに,今後とも引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます.

神経化学の若手研究者育成セミナー開催

2024年度若手研究者育成セミナー 参加募集要項

2024年3月1日 12時58分 [日本神経化学会]

日本神経化学会では、未来の神経系研究分野を支える人材の育成を目指し、年次大会の開催にあわせ若手育成セミナーを開催してきました。第17回を迎える2024年度の若手育成セミナーは、3学会合同大会として開催されるNEURO2024(第67回日本神経化学会大会・第47回日本神経科学大会・第46回日本生物学的精神医学会年会)の開催期間中に開催する運びとなりました。そのため、広く3学会から参加者を募集します。

本セミナーでは、第一線で神経系研究領域を先導されている研究者を講師として迎え、研究者としての心構えやキャリア形成、そして最新の研究内容や実験手法などについて熱心に講義して頂き、セミナー参加者と議論を深めます。最近には、これまでの本セミナーの参加経験者から、自身の研究室を主宰する教授・チームリーダーなどの若手PIと生まれており、本セミナーの講師として若手研究者の育成に尽力するという、好循環の形ができております。今回ご協力いただく19名のセミナー講師陣は、著名なベテラン研究者に加え、若くして研究室を主催する新進気鋭の研究者、多くの女性研究者によって構成され、ダイバーシティも十分に配慮されております。多様な講師陣に加え、考えを共有できる同世代の若手研究者と、研究内容や今後のキャリアパスについて深く議論できる貴重な場です。多数の皆様の御応募をお待ちしております



2024年 若手研究者育成セミナー



【概要】 

事前説明会および打ち合わせ
日時:2024年7月22日(月)18時〜20時
形態:オンライン(Zoom開催)

セミナー開催
日時:2024年7月24日(水)
・18時30分〜19時25分 個別セミナー 第1部
・19時35分〜20時30分 個別セミナー 第2部
・20時40分〜22時30分 全体討論会

場所:福岡サンパレス会議室

内容:個別セミナー(2部制)では、5-6名程度(講師1名、チューター1名およびセミナー参加者3-4名を想定)の少人数グループに分かれ、講師(予定講師リスト参照)による講義とセミナー参加者自身による研究内容の紹介、およびフリーディスカッションを行います。また、第1部と第2部でグループ構成を変えるため、少なくとも2名の講師とディスカッションが可能です。全体討論会では、すべての講師および参加者を交え、研究やキャリアパスなどについて議論します。

参加費
無料

 

セミナー参加募集人数
60名程度(原則、先着順)

 

参加資格 
NEURO2024に参加する日本神経化学会、日本神経科学会、日本生物学的精神医学会の会員もしくは入会手続き中(入会手続き後に参加申し込みをしてください)で、指導教官の推薦を受けた学部生、大学院生および学位取得5年目までの博士研究者

講師リスト(50音順・敬称略)
・伊藤 美奈子(九州大学)
・大隅 典子(東北大学)
・岡野 栄之(慶應義塾大学)
・久保 健一郎(東京慈恵会医科大学)
・合田 裕紀子(沖縄科学技術大学院大学)
・佐々木 拓哉(東北大学)
・澤本 和延(名古屋市立大学)
・高野 哲也(九州大学)
・高橋 長秀(名古屋大学)
・竹居 光太郎(横浜市立大学)
・西岡 将基(順天堂大学)
・服部 祐季(名古屋大学)
・林 朗子(理化学研究所)
・藤田 幸(島根大学)
・藤山 文乃(北海道大学)
・古屋敷 智之(神戸大学)
・牧之段 学(奈良県立医科大学)
・村松 里衣子(国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター)
・和氣 弘明(名古屋大学)

備考
個別セミナーの際に、お弁当と飲み物を提供します。
また、セミナー参加者のうち、希望者には宿泊ホテル(2024年7月24日 宿泊分)を提供します。

参加申込方法
若手研究者育成セミナー参加申込み用リンク( https://forms.gle/79q7vbEodpenjRaz6 )にアクセスし、必要事項を記入の上、推薦状(雛形を使用してください)をアップロードすることで申込みが可能です。

推薦状(雛形)

募集期限
2024年4月12日(金)正午まで

定員に達したため募集を締め切りました。
ご応募ありがとうございました

お問い合わせ先
増田 隆博(九州大学)masuda.takahiro.074@m.kyushu-u.ac.jp
坂井 謙斗(山梨大学)ksakai@yamanashi.ac.jp

過去の開催記録

開催場所
ホテルオークラ新潟
大会長
那波 宏之
理事長
小泉 修一
世話人代表
照沼 美穂
世話人副代表
飯田 和泉
期間
2019年7月24日(水)〜25日(木)
参加人数
46名
・講師・講義タイトル

小山隆太(東京大学大学院薬学系研究科薬品作用学教室)

マイクログリアによるシナプス貪食とそのメカニズム

崎村建司(新潟大学脳研究所 モデル動物開発分野)

遺伝子操作技術の進歩は神経研究をどう変えるか

竹居光太郎(横浜市立大学大学院生命医科学研究科 生体医科学部門生体機能医科学研究室)

神経発生から神経再生医療への挑戦:転んでもただでは起きない崖っぷちサイエンス

竹林浩秀(新潟大学大学院医歯学総合研究科 神経生物・解剖学分野)

より良い研究論文を書くためのヒント 
ーJournal of Neurochemistry 編集委員の経験と不随意運動の研究からー

照沼美穂(新潟大学大学院医歯学総合研究科 口腔生化学分野)

日本と海外での脳研究:それぞれでPIを経験してみて気づいたこと

新田淳美(富山大学大学院医学薬学研究部 薬物治療学研究室)

薬物依存関連新規分子研究を含む脳研究の魅力と私のキャリア形成 

馬場広子(東京薬科大学薬学部 医療薬学科機能形態学教室)

髄鞘研究への招待:系統発生から脱髄性疾患まで(仮)

南雅文(北海道大学薬学研究院 医療薬学部門医療薬学分野薬理学研究室)

痛いのはどうして嫌なの?:行動薬理学研究の進め方

和氣弘明(神戸大学大学院医学研究科 生理学・細胞生物学講座システム生理学分野)

イメージングで解き明かす脳の仕組み(仮)

和田圭司(国立精神・神経医療センター神経研究所 疾病研究第4部、前・日本神経化学会理事長)

生命科学の本質を考える:飛躍に結びつく発想とは

(五十音順)

・ディスカッサント
岡野栄之(慶應義塾大学医学部 生理学教室)
北村貴司(テキサス大学サウスウェスタン医学センター)
小泉修一(山梨大学大学院医学工学総合研究部 薬理学教室、日本神経化学会理事長)
田中謙二(慶應義塾大学医学部 精神神経科学教室)
尾藤晴彦(東京大学大学院医学系研究科 脳神経医学専攻基礎神経医学講座)
(五十音順)