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議事録

1997年度(平成9年度)第1回理事会議事録
平成9年度第1回理事会議事録

日 時:平成9年3月10日(月) 13:00~17:00

会 場:パレスビル A会議室

出席者:小宮義璋、三木直正、植村慶一、加藤泰治、熊倉鴻之助、栗山欣弥、高坂新一、高松 研、

遠山正彌、野村靖幸、芳賀達也、御子柴克彦

黒川正則(監事)

宮本英七(前理事長)

竹田 稔(前科研費調査委員会委員長)

片岡喜由(第40回世話人代表)、中村洋一(第40回世話人)

欠席者:畠中 寛(前出版広報担当理事)柿本泰男(監事) 

 

議 題

1.理事改選結果報告について

平成9年2月25日に開票された理事選挙結果について、選挙管理委員会委員長礒辺俊明氏からの報告書が示された。理事選挙結果報告日本神経化学会細則第2条および同第4条の規定により理事選挙を実施しましたところ、下記の通りの結果となりましたのでご報告申し上げます。

 

-記-

1.1. 選挙経過

(1) 選挙日程

神経化学 第35巻4号(1996年12月10日発行)公示の要領に従い実施した。(2) 投票用紙の開票発送総数   1,897通(但し受取人不明で23通は返送された)投票通数    645通(投票率34.0%)無効通数      7通(選挙人不明等)有効通数    638通(3) 開票場所八重洲龍名館(4) 開票立会人上田 健治

菊池  裕

(5) その他・氏名の誤記等については、特定の被選挙人と判別できる場合には有効とした。 

1.2. 得票順位

当 選
1
植 村 慶 一
2
三 木 直 正
3
高 松   研
4
遠 山 正 彌
5
加 藤 泰 治
5
野 村 靖 幸
2. 理事長・副理事長選出の件

  出席理事による協議の後投票が行われ、理事長に小宮義璋氏(群馬大学医学部分子病態学)が、副理事長に三木直正氏(大阪大学医学部薬理学)が、それぞれ選出された。

 

3. 補充理事選出の件

  得票数、専門分野および地域性等を考慮し、出席理事による協議の後投票が行われ、以下の3名を補充理事に選出し、前例に倣い文書で評議員の承認を得ることとした。

  井原 康夫氏(東京大学医学部脳研究施設脳病理学部門)

  辻  省次氏(新潟大学脳研究所神経内科)

  融  道男氏(東京医科歯科大学医学部神経精神医学)

 

4. 担当理事選任の件

  協議の結果、各担当理事(任期2年)を以下の通りに決定した。

   庶務担当:加藤 泰治理事

   会計担当:高坂 新一理事(留任)

   出版広報担当:熊倉鴻之助理事

 

5. 各委員会委員長選任の件

  協議の結果、各委員会の委員長(任期2年)を以下の通りに選任した。

   国際対応委員会:宮本 英七氏

   研究助成金等候補者選考委員会:御子柴克彦理事(留任)

   編集委員会:熊倉鴻之助理事

  将来計画委員会からシンポジウム企画委員会を別途独立させ、大会時の学会主催のシンポジウムの運営にあたっていただくこととし、委員長に池中一裕氏を選任した。平成9年度の企画委員会の構成は8名とし、前将来計画委員会実行委員4名を委員とし、あとの4名の人選については池中委員長に一任することとした。

  科研費調査委員会については、竹田前委員長より科学研究費の細目が新設されて数年を経ており、一応の役目は終了したとして、今後は科研費のみにとらわれず幅広い対象で編成し直すべきとの意見が出された。

 協議の結果、三木副理事長を委員長とし、将来計画委員会に旧来の科研費調査委員会を吸収合併させ、学会の将来を幅広く検討する委員会として改めて発足させることとした。

 

6. 次期監事選出の件

 出席理事による協議の結果、以下の2名が監事候補者として選出され、総会で承認を得ることとした。

  佐武  明氏(長岡療育園)

  中嶋 照夫氏(佛教大学社会学部社会福祉学科)

 尚、今回の協議においても、監事は理事経験者の中から選出するという申し合わせ事項(昭和62年3月理事会、平成元年3月理事会、平成5年3月理事会)や、基礎・臨床から各1名を選出すること等が考慮された。

 

7. 庶務報告

 芳賀前庶務担当理事より、庶務報告が行われた。

・総会員数(平成8年12月31日現在) 2,092名名誉会員       5名

一般会員   1,953名

学生会員      98名

賛助会員     16名

団体会員     20名

会員異動状況(平成8年12月31日現在)新入会員 正会員 164名

退会者  正会員 188名

 

8. 会計報告高坂会計担当理事より、平成8年度(平成8年1月1日~12月31日)の決算報告がなされた。引き続き黒川監事より監査報告があり、了承された。

 

9. 出版広報報告 事務局より下記の報告がなされた。(1) 「神経化学」出版の件平成8年度の35巻から通号で通し頁をつけた。総頁数は781頁。(2) ホームページの件

熊倉理事に上智大学のサーバーをお借りしてホームページを起ち上げ、選挙関係資料にホームページ開設の案内を同封 した。

 

10. 学会ホームページの件  現在、サーバーをお借りしている熊倉理事より、ホームページのサーバーを文部省学術情報センターのAcademic Society Home Villageに移してはどうかという提案がなされ了承された。ホームページのメンテナンスは出版広報担当理事が引き続き担当し、今後は2週間に1回程度の頻度でupdateを検討することとした。また、ホームページの維持・管理については、学会として必要な機材(スキャナー・画像を扱うソフト等)を購入することや、場合によっては出版広報担当理事がアルバイトを雇うこともある旨が了承された。

  学会のホームページに抄録を載せる件については、パテント、著作権の関係のトラブルを避けるために当面見送ることとした。

  但し、第40回日本神経化学会事務局が大会事務局のホームページに大会のPRをかねて抄録を一定期間載せたいとう要望については、予め応募要項に「抄録を全部もしくは演題のタイトルのみをアップロードする」という二つの選択肢を与えた上で、keywordと人名索引をつけてサーバー上に公開することとした。

 

11.委員会報告の件�国際対応委員会植村前委員長より以下の報告がなされた。

・ISN Council Member選挙の件

日本からは宮本英七氏が候補者に推薦されている。・第16回国際神経化学会の件 ボストンで本年7月20~26日に開催される予定。・第4回APSNの件 1998年7月24~27日にソウルで開催される予定で、本学会会員には「神経化学」36巻1号に1stサーキュラーが同封される。
�研究助成金等候補者選考委員会 御子柴委員長より以下の報告がなされた。(1) 平成8年度推薦状況(前回理事会報告以降分)ブレインサイエンス振興財団

第11回研究助成

谷内一彦氏(東北大・医・薬理学)第11回塚原仲晃記念賞島田昌一氏(大阪大・医・解剖学)第10回海外派遣研究助成山口知子氏(東京女医大・生化学)
(2) 平成8年度採択状況ファイザーヘルスリサーチ振興財団不採択日産学術研究助成不採択

 

�科研費調査委員会

 竹田前委員長より、以下の報告がなされた。

・ 科学研究費の重点領域に関して評議員にアンケートを取る事を検討していたが、時間等の関係もあり出来なかった。新委員会で引き続き検討して欲しい。

・ 大型研究費に基づくシンポジウムを検討してはどうか。 �将来計画委員会

 小宮前委員長より、以下の報告がなされた。

・ 将来計画委員会では学会主催のシンポジウムを開催したが、これは新しく設置されたシンポジウム企画委員会に引き継がれ、新たな活動を期待している。

・ 前将来計画委員会では委員会で問題となった事項のほか、理事会からの諮問も多く、結局何を討議すべきかという焦点がぼやけてしまっていた傾向があった。

 
12. 学会運営の件  宮本前理事長より、前回理事会で協議された今後の学会(大会)運営のあり方について議事録をもとに確認作業が行われ了承された。

 

13. 会則改訂の件宮本前理事長の説明を受け、�学会・大会に係る会則改訂に関して芳賀前庶務担当理事より、�会費値上げに係る改訂について高坂会計担当理事より説明がなされ何れも了承されたため、評議員会・総会に諮ることとした。

関連して、臨時会員を廃止するにあたり、学会として会員数を増やすことも必要なため、大会への発表資格を以前のように共同演者を含めてすべての発表者を会員に限ることも必要なのではないかという意見が出された。しかし、発表する側にとっては、発表資格は筆頭発表者のみ会員であることという方が演題を出しやすく、学会として間口を広げたいという方針にも合致する。協議の結果、先の将来計画委員会の答申を尊重し、発表資格は演題の筆頭発表者のみ会員に限ることとした。

 
14. 評議員推薦の件

  下記の評議員候補者を審査し、了承されたため、次回の評議員会・総会に諮ることとした。

・永井 康雄(武田薬品工業㈱創薬第1研究所)

・平松  緑(山形県テクノポリス財団生物ラジカル研究所)

 
15.名誉会員推薦の件

  下記の名誉会員候補者について審議し、了承されたため、次回の評議員会・総会に諮ることとした。

・黒川 正則氏(推薦者:加藤尚彦 芳賀達也)

・瀬川 富朗氏(推薦者:宮本英七 野村靖幸)

・高垣玄吉郎氏(推薦者:植村慶一 高坂新一)

・高橋 康夫氏(推薦者:佐武 明 芳賀達也)

 
16. 科研費審査委員候補者選出の件  宮本前理事長より、平成5年に締結した日本薬理学会との「文部省科学研究費補助金の分配に係る細目『神経化学・神経薬理学』の審査委員の推薦に関する申し合せ書」を一部改訂し、それぞれの学会で選ばれた第1段審査委員は原則として2年続けて審査にあたるようにして、昨年、再度、締結し直した件の説明がなされた。

  申し合せ書に準拠すると本学会からは平成10年に第1段審査委員候補者に1名(推薦2名)、平成11年に第2段審査委員候補者を1名(推薦2名)推薦することとなる。

  協議の結果、本学会「文部省科学研究費審査委員候補者選挙に関する内規(以下、内規とする)」に準拠し、本年度に2つの審査委員候補者選出選挙を同時に実施することとした。また、同選挙の選挙管理委員会は内規の付則2により科学研究費調査委員会科学研究費調査委員会をもって構成していたが、科研費調査委員会は平成8年度をもって一応終了させることとなっている。従って、新たに科研費審査委員候補者選出選挙管理委員会を発足させることとし、委員長に竹田 稔前科研費調査委員長を選任した。

 
17. 第40回日本神経化学会の件 片岡世話人代表より、大会の概要が説明され、了承された。 18. 第41回日本神経化学会の件  1998年度の日本神経化学会大会主催者に内定している御子柴理事より、日本神経科学学会との合同開催について、第21回日本神経科学大会長の廣川教授(東大)との間で、1998年9月21日~23日に有明ビッグサイト(東京)で開催する方向で協議している旨の報告がなされ、了承された。

  今後も大会運営、抄録のあり方等の個々の問題について双方で検討を進めていく予定でいる。

 
19. その他  理事ならび評議員各位のご尽力による賛助会員入会勧誘活動により平成9年度で既に10社25口の新規賛助会員が入会された旨の報告がなされ、新理事会においても継続的に勧誘活動を進めていくことが確認された。