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議事録

2001年度(平成13年度)第3回理事会議事録

理事会議事録平成13年度第3回理事会


日 時:2001年9月25日(火) 13:00~17:00
会 場:国立京都国際会館 「H会場」

出席者:御子柴 克彦、宮本 英七、池中 一裕、木山 博資、熊倉 鴻之助、高坂 新一、
    高橋 正身、武田 雅俊、田代 朋子、辻  省次、野村 正彦、馬場 明道
    佐武  明(監事)
    小宮 義璋(科研費調査委員長)
    三木 直正(第44回大会長代行)
    上原  孝(第45回大会実行委員)
欠席者:岡野 栄之、東田 陽博、和中 明生(理事)
    中嶋 照夫(監事)、野村 靖幸(第45回大会長)
 


議 題
【報告事項】
1.庶務報告
池中庶務担当理事より以下の報告がなされた。
・会員数(平成13年7月31日現在)
  名誉会員 11名
  正会員 1,540名
  学生会員 246名
  賛助会員 22名
  団体会員 13名
・新入会員(平成12年8月1日以降)  164名
・退会者 (    〃    )  110名
・物故会員
  瀬川 富朗 先生(広島大学名誉教授/名誉会員)
  畠中  寛 先生(大阪大学蛋白質研究所/副理事長・第44回大会長)
 
2.理事補充選考可否の件
 前回理事会で補充理事に選出された東田陽博氏の補充理事就任可否を評議員にお諮りしたところ、222名中155名の評議員より回答があり、回答のあった155名より承諾する旨の回答を得たため、補充理事として承認された事が池中庶務担当理事より報告された。
 
3.ISN活動状況に関する報告
宮本副理事長より、ISNの対外的方針、組織構成の改革案が検討されている事などブエノスアイレスで行われたISNカウンシルと最近の動向について報告がなされた。
ISNは学術誌として「The Journal of Neurochemistry」を発行しており、ISNの主な収入源となっている。今後この収益をもとにシンポジウム開催補助や発展途上地域の援助に力を入れていく予定でいる。
また、次回のISNは2003年に香港で開催される。ISNは世界の神経化学を三極化する構想を持ち、ASN、ESN、APSNとの併催で順番に国際会議を開催していく事になるものと予想される。
ISNのカウンシルでは世界の神経化学の中でJSNが大きな力を持っている事は認められておりJSNが進めようとしている学会改革にも充分理解が示されている。ISNからJSNの大会に国際的シンポジウムをISNの後援で開催可能との案が提示された。
 
4.委員会報告
(1)研究助成金等候補者選考委員会
馬場委員長より下記の報告がなされた。財団によっては学会からの推薦枠を設けていない奨励助成もあり、その場合の学会からの推薦方法について議論がなされた。
1.平成13年度学会内応募状況
�日産科学振興財団
・日産科学賞1件、日産奨励研究6件の学会内応募があり財団に推薦した。
�東レ科学振興会
・科学技術研究助成に2件の学会内応募があり大会会期中に開催予定の委員会で推薦可否の審議をする予定
・東レ科学技術賞はその年度及び次年度にわたって選考の対象となるため昨年度本学会よりご推薦申し上げた方は東レ科学振興会において自動的に本年度の受賞候補者となる。
2.平成13年度学会内で応募のなかった褒賞・助成
・井上科学振興財団(井上学術賞・井上研究奨励賞等)
・材料科学技術振興財団(山崎貞一賞)
・ノバルティス科学振興財団(研究集会助成)
・内藤記念科学振興財団(内藤科学記念科学振興賞・海外学者招聘助成)
・ファイザーヘルスリサーチ振興財団(研究助成)
3.現在学会内で募集中の褒賞・助成
・ブレインサイエンス振興財団(塚原記念賞・研究助成・海外派遣助成・海外招聘助成)
 
(2)科研費調査委員会
小宮委員長より次回開催の委員会で検討するために、予め理事会の意向を聴取するために科研費審査委員候補者選出方法に関して問題提起がなされた。
�推薦規約・内規の件
�日本薬理学会との申し合せ書の件
 
(3)将来計画委員会
大会会期中に開催される第1回委員会に先立ち、電子メールを利用して委員各位に他の学会とのジョイントミーティングに関して意見を求めた。委員からは中程度の規模の学会というメリットを活かして、この学会ならではの魅力を引き出す事が大切であり、「顔の見える学会」としてオーラルセッションを充実させる事で「若手の育成」に力を注いではどうかといった学会のアイデンティティにも関係する内容の回答があった。
 
(4)シンポジウム企画委員会
2002年の札幌大会でのオープンシンポジウムに関しては「神経と再生」をキーワードとして企画することで引き継いでいるが、大会会期中の委員会で再検討する予定でいる。
 
5.生物科学学会連合の件

6.プログラム編成報告の件
三木大会長代行より以下の報告がなされた。
 
第44回日本神経化学会プログラム編成経過報告
第44回日本神経化学会京都大会は第24回日本神経科学学会との合同大会として開催されるため、プログラムは全体的に両学会の領域を包括するように編成した。
1. 演題数集計結果
 特別講演 6題
 シンポジウム 54タイトル (演題数287題、うち外国人研究者によるもの36題)
 一般演題(ポスター発表)1,270題
 総演題数 1,563題
2. 特別講演
最近の脳研究で特に著明な業績をあげいている外国人研究者6名に特別講演をお願いした。
3. シンポジウム
実行委員から提案された企画シンポジウム17題と公募シンポジウム37題、合計54タイトルを採択した。4. 日本神経化学会オープン・シンポジウム「アルツハイマー病の分子病理と創薬」
5. 神経化学会奨励賞選考シンポジウム
6. 一般演題(ポスター発表)
7. プログラム編成に携わった委員

【審議事項】
1.新評議員推薦の件
 今回1名の評議員候補者の推薦があり了承され総会に諮ることになった。
 
2.名誉会員推薦の件
 前回理事会で推薦のあった2名の名誉会員候補者について審議がなされ了承され総会に諮ることになった。
 
3.特許法第30条等に基づく学術指定団体の件
本学会は現在特許庁長官が指定した学術団体にはなっていない。その場合、大会抄録が発行される前に抄録がWeb上で公表された場合「特許法第29条第1項」に抵触し新規性がなくなるため特許出願が出来なくなる。
今後のことを鑑み、本学会も学術指定団体の登録をすることが了承された。
 
4.第45回大会の件
会期:2002年7月17日(水)~7月19日(金)
会場:かでる2.7 ホテル札幌ガーデンパレス(札幌市)
大会長:野村 靖幸 教授(北海道大・大学院薬学研究科・薬理学分野)
 
5.第46回大会の件
2003年度の大会長として辻 省次教授(新潟大・脳研)が推薦され内定した。
 
6.その他
(1)長期会費滞納による除名の件
 協議の結果、11月末までに会費が納入されていない会員は除名とすることとした。
(2)日本神経化学会の中のISNシンポジウム及び発表形式
ISN援助による国際的シンポジウムを第45回大会で開催する事が決定された。具体的なテーマ、オーガナイザー、演者、ISNとの交渉などは理事長を中心に進めていく事とした。更に学会の国際化を考え、札幌大会よりポスターセッションは「なるべく英語で行っていただく」事を募集要項に明記することが了承された。これは日本神経化学会がオープンに国際化する事を意図し、特に日本神経化学会大会へのAPSN傘下の研究者の積極的な参加を促すことが想定される。
(3)その他
日本神経科学学会との合同大会については3年に1度の開催を目処として行うことを日本神経科学学会理事会に提案することが確認された。