会則・役員・議事録
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会則・役員・議事録・投稿
日本神経化学会
2007 年度第 1 回理事会議事録
- 日時:
- 2007 年 4 月 4 日(水) 13 : 00 ~ 17 : 00
- 会場:
- (財)国際医学情報センター 2 階 第 2 会議室
- 出席者:
遠山正彌(理事長)、池中一裕(副理事長、国際対応委員長)、田代朋子(庶務担当)、
井上和秀(会計担当)、柳澤勝彦(出版・広報担当)、米田幸雄、木山博資、仲嶋一範、
東田陽博、西川徹、和中明生、岡野栄之、塩坂貞夫、今泉和則、神庭重信(以上、理事)、
三木直正(監事)、御子柴克彦(将来計画委員長)、辻省次(脳研究推進委員長)、
津田正明(奨励賞選考委員長)、髙坂新一(第50回大会長)- 委任状:
佐藤真、島田昌一、鍋島俊隆(以上、理事)、宮本英七(監事)
- 欠席:
武田雅俊(理事)
議 題
【報告事項】
- 1. 2006年度第2回理事会議事録承認の件(資料P.1~P.4)
遠山正彌理事長より議場に諮ったところ、一同異議なく承認した。
- 2. 選挙結果報告(資料P.5~P.11)
- (1) 理事改選結果について
平成17年2月2日に開票された理事選挙結果について、田代朋子選挙管理委員から報告がなされた。
当選した馬場明道氏辞退のため、次点の神庭重信氏が繰り上げ当選した。なお、同点の取り扱いについて、 細則では「年令順とする」とだけ定められており、昇順・降順の規定がされていないが、昇順と判断し、神庭重信氏を繰り上げ当選とした。他の次点者については、補充理事の就任要請を行う。
「昇順」の取り扱いについては、細則等で規定するよう田代朋子選挙管理委員より提案がなされた。
- (2) 科研費審査員候補者選出選挙の件
平成17年2月2日に開票された科研費審査員候補者選出選挙結果について、田代朋子選挙管理委員から報告がなされた。
今回より、日本学術振興会(以下、学振と記す)が審査員選出方法を変更した。日本神経化学会(以下JSNと記す)が推薦する候補者が学振に登録され、その中から学振が選出するという手法が取られるため、登録数は多い方が望ましいとの観点から、今回の選挙で選出された候補者の上位20名を推薦することとした。
今回の変更に伴い、候補者選出選挙の方法も見直す必要があり、理事会で検討してほしいと田代朋子選挙管理委員より提案がなされた。
- 3. 役職理事・委員長選出
- (1) 理事長・副理事長選出の件
2007年度理事(補充理事除く)12名による投票により、理事長に髙坂新一理事(国立精神・神経センター神経研究所所長)、副理事長に池中一裕理事(自然科学研究機構生理学研究所)が選出された(任期は2009年2月末日迄)。
- (2) 補充理事選出の件
得票数、専門分野および地域性等を考慮し、2007年度理事(補充理事除く)12名による投票を行い、下記の通り補充理事候補を選出した。(敬称略:順不同)
辻 省次 (東京大学・院) 和田 圭司 (国立精神・神経センター神経研究所) 高橋 正身 (北里大学・医・代謝・蛋白学) - (3) 担当理事選任の件
協議の結果、各担当理事(任期2年)を以下の通りに選任した。(敬称略)
庶務担当: 米田 幸雄 会計担当: 木山 博資 出版広報担当: 仲嶋 一範 - (4) 委員会委員長選任の件
協議の結果、各委員会の委員長(任期2年)を以下の通りに選任した。(敬称略)
将来計画委員長: 米田 幸雄 出版広報委員長: 仲嶋 一範 シンポジウム企画委員長: 東田 陽博 国際対応委員長: 和中 明生 研究助成金等候補者選考委員長: 神庭 重信 脳研究推進委員長: 辻 省次 連合大会委員長: 池中 一裕(副理事長兼務) また、各委員長から委員の推薦を受けることと決した。
- 4. 庶務報告(資料P.12)
田代朋子庶務担当理事より、庶務報告が行われた。
4名の評議員より定年を機に退会したい旨の申し出がある件につき、定年から70歳までの評議員に対し、「功労会員」のような新たな会員種別を設けてはどうか、また、定年に伴い退会される評議員について、感謝の意を表すようなことができないかとの意見が出され、今期の理事会で検討することとなった。
- 5. 会計報告
井上和秀会計担当理事より、2006年度決算書について報告があった。
・収入の部: 予算を下回っているが、会費の納入が計画より少なかったためである。しかし、対予算徴収率を見ると、評議員が93%、正会員が85%、学生会員が83%となっており、それほどの落ち込みではないと思われる。 ・支出の部: 学会誌作成費が若干予算を超過したが、鍋島俊隆第49回大会長より余剰金100万円の寄付がなされたため、大会運営補助費が0となっている。 - 6. 出版・広報報告
柳澤勝彦出版広報担当理事より、学会機関誌の編集・発行、学会ホームページの運営、会員検索システムの構築、広報活動について、詳細は委員会報告にて説明する旨の報告がなされた。
- 7. 委員会報告
- (1) 将来計画委員会
御子柴克彦委員長より、次の報告がなされた。
JSNと日本神経科学学会との合同大会をどう行うべきか議論がなされた。合同大会は、お互いの特徴(特 にJSNの特徴)が薄れてしまう傾向にあるため、これからは1対1の連合ではなく、複数のゆるやかな連合で大会を開催するべきではないか。JSNは必ずしも規模を大きくする必要はなく、専門的に若手を教育する場となるのがよいのではないかとの意見が出された。
また、国際化の問題について、JSNは世界的にも認められている組織であり、それをアピールしていく必要もあるとの意見が出された。
- (2) 出版・広報委員会
- ・学会機関誌の編集・発行(柳澤勝彦委員長)
- 『神経化学』2007年第1号を4/5に発送。その他、従来と変更なしとの報告がなされた。
- ・会員検索システムの構築(仲嶋一範理事)
- E-mail配信は、71%程度同意を得られており、すでに機能しているが、会員検索システムについては、個人情報管理の問題があり、充分機能しているとはいえないとの報告がなされた。
- ・学会HPの管理・運営(島田昌一理事)
- 学会ホームページの運営を学会事務局への移管が完了したとの報告がなされた。英語版ホームページについては、基本的な情報は英訳できているが、外国人の入会を見込んでホームページを作成する必要があり、外国人会員に対する規約が設けられていないため、今後対応が必要とのことであった。また、一般市民や中高生・学部学生を対象とした広報活動もホームページで行っていきたいとし、広報活動の原稿を現在準備中である旨報告がなされた。
- ・広報活動(木山博資理事)
- ホームページ上に「神経化学トピックス」としてコンテンツを掲載する企画を進めているが、版権管理等、コンテンツの運営を出版・広報委員会で行っていくべきについて、理事会の判断を仰ぎたいとの意見が出された。
ISNのホームページにてJSNの学会活動が紹介されており、ISNのホームページからJSNのホームページへリンクが設定されているとの報告がなされた。 また、50周年記念事業に際し、他委員会と共になにか活動すべきかについて協議してはどうかとの意見が木山博資理事より出された。
- (3) 脳研究推進委員会
辻省次委員長より、将来計画委員会と合同で脳研究のあり方について、幅広い議論ができた。
会員アンケートについては、結果がまとまり次第最終報告する旨報告がなされた。- (4) 国際対応委員会
池中一裕委員長より、ISNの理事選で田代理事がノミネートされており、ISN会員は ぜひ投票願いたいとの報告がなされた。
- (5) 研究助成金等候補者選考委員会
佐藤真委員長欠席につき、報告なし。
- (6) シンポジウム企画委員会
東田陽博委員長より、昨年の活動として、50周年大会の招待講演者を Prof.Heinrich Betz に決定した。今年の活動として、2/28に「日本神経化学会 2007冬の学校」を金沢大学で行い、15名程度の参加者があったとの報告がなされた。
- (7) 奨励賞選考委員会
津田正明委員長より、応募者が少ないため、基本的には自主的な応募を待つが、状況によっては大会の座長に推薦を依頼することも予想されるとの報告がなされた。また、最優秀奨励賞の英語名について、奨励賞選考委員会で検討することとなった。
- 8. 第50回(2007年度)大会の件
髙坂新一理事長より次の報告がなされた。
本年度は9月10日から12日までパシフィコ横浜にて3学会合同大会となっている。9月9日に理事会、9月10日に50周年記念式典およびプレナリー講演、9月11日に評議員会および総会が行われる予定である。その他、大会の流れについて説明がなされた。
田代前庶務担当理事より、50周年記念ブースについて報告がなされ、準備委員として熊倉委員、高橋委員、馬場委員、木山委員が就任することが報告され、さらに仲嶋委員を加え、準備を継続していくこととした。
50周年記念号発行については、協議の結果、予算面も確認しながら、一括購入する方向で調整することとなった。また、スポンサーをつけ無料配布をする案も出され、今後検討していくこととなった。
日本神経科学学会との関係、JSNのあり方について議論がなされ、髙坂理事長より、日本神経科学学会との関係については、将来計画委員会等で今後も十分議論すべきとの意見が出された。また、神経内科系の評議員を増やすべく、次回の理事会で協議することとなった。
科研費審査において、JSN会員が多く採択されるよう対策を講じる必要があるとの意見も出された。
- 9. その他
遠山理事長より、退任の挨拶がなされた。
【審議事項】
- 1.2006年度奨励賞受賞者の評議員推薦の件
奨励賞受賞者については、自動的に評議員となることが確認され、3名が承認された。
- 2.新評議員推薦の件(参考資料:現評議員名簿)
2名の候補者のうち、1名の推薦を承認、1名を次回の理事会にて再審査することとなった。
- 3.名誉会員推薦の件(参考資料:現名誉会員名簿)
次回理事会において候補者を審査し、候補者を総会へ推薦することが承認された。
- 4.第51回(2008年度)大会について
武田理事欠席のため、武田理事よりメールにて、以下の報告がなされた。
- 2008年9月11日から9月13日まで富山市で行う
- 日本生物学的精神医学会との合同で開催する
日本神経精神薬理学会を含めた3者連合で行われることが確認され、髙坂理事長より、開催地について日本神経精神薬理学会 山脇成人大会長へ最終確認することとなった。
また、武田理事よりJSNの発表を全て英語で行ってはどうかとの提案がなされ、武田理事が将来計画委員会、連合大会委員会と協議することとなった。
- 5.第52回(2009年度)大会について
田代前庶務担当理事が大会長として承認され、日本生物学的精神医学会と日本神経精神薬理学会に高坂理事長から報告することとなった。また、第53回(2010年)については、JSNの独自性を出すため、日本神経科学学会に「ゆるやかな連合」での開催を提案することとなった。
- 6.評議員再任の見直し、退会について
退会希望の評議員について協議がなされ、慰留に努めることとなった。また、功労会員についても議論がなされ、次回総会において 70歳以上の評議員については、功労会員として推薦することを確認し、定年退職・定年退官した70歳未満の評議員についても、功労会員として慰留していくことと決した。
- 7.その他
- 英語版 学会ホームページの件について、翻訳の専門家に監修を依頼し、それに伴う費用は会計担当理事と相談する旨確認がなされ、ホームページ上の「神経化学トピックス」については、出版・広報委員会内に必要に応じてワーキンググループを立ち上げ、活動することとなった。
- 賛助会員を積極的に募るよう努めていく旨意見が出された。
- 外国人の入会について、発展途上国の方と先進国の方との会費が同額でよいのか等学会費の問題が提起され、庶務担当理事を中心として検討することとなった。
- 柳澤前出版・広報委員長より、学会誌も翻訳されていないため対応が必要であることと、アジア圏での会員を増やしていくよう意見が出された。
- JSNの独自性を対外的にどうアピールするかについて、活発な議論が交わされ、今後も重要なテーマとして扱っていくこととされた。
以上を以て予定した全ての議事を終了し、本年度第1回理事会を閉じた。