会則・役員・議事録・投稿
2011年度第3回理事会議事録
出席 | : | 井上和秀(理事長),池中一裕(副理事長),木山博資(庶務担当理事),島田昌一(会計担当理事),仲嶋一範(出版・広報担当理事),石崎泰樹,熊倉鴻之助,佐藤真,遠山正彌,柳澤勝彦,米田幸雄,加藤忠史,馬場広子,和田圭司(以上理事),鍋島俊隆,野村靖幸(以上監事),小泉修一(将来計画委員会委員長),白尾智明(国際対応委員会委員長),髙坂新一(連合大会委員会委員長) |
委任状 | : | 和中明生(理事) |
欠 席 | : | 岡野栄之(脳研究推進委員会委員長) |
議 題
議事に先立ち,井上和秀理事長より挨拶がなされた。
【報告事項】
1.2011年度第2回理事会議事録承認について
井上和秀理事長より,先般持回り審査を行い,承認が得られている旨報告された。
2.理事長報告
井上和秀理事長より,以下について報告された。
・第54回日本神経化学会大会大会長の米田幸雄大会長に謝辞を述べられた。
・執行部が立ち上がったばかりにも関わらず,東日本大震災に関して各理事が迅速に対応し,被災された先生方の現状を把握した上でそれぞれの担当の先生ができる援助やケアを行なった報告がされた。
3.庶務報告
木山博資庶務担当理事より,以下について報告された。
・会員状況について
会員数動向について報告がされた。
・被災地域からの学会参加者の補助について
学会HP掲載と会員にメール配信を行ない,被災した会員・研究室からの要望受付窓口を設けた。学生に対する援助がほしいとの要望があり,「震災サポート案について」持ち回り審議を行ない,被災された学生に対し補助する旨決定し公募を行なった。
結果,東北大学の2名の学生より支援の申請があり,理事会の承認をいただき,本大会期間中に本大会の参加費と旅費の一部として交通費の補助を行なう。
・日本学術会議より協力学術研究団体へのアンケ-トがあり(本学会の創設経緯・沿革など),一部の先生方に記入をお願いし,とりまとめ提出をした。
4.会計報告
島田昌一会計担当理事より,以下について報告された。
・2011年度中間決算について
2011年度中間決算について報告され,承認された。
・年会費未納者数について
年会費未納者数について現状報告がされた。特に本年度中に未納が解消されない2008年からの長期未納者については,本年度末付けで除名処理となる。未納者には引き続き連絡をお願いしたい。
5.出版・広報報告
・学会HPについて
-東日本大震災対策として,被災した会員・研究室から要望を受け入れる窓口の案内を学会HPに掲載した。
-学会HPを活用して,被災された研究者に役立つ情報の提供を行なった。
・E-mail配信システムについて
-E-mail配信の同意・不同意の状況について報告された。
-未回答者に回答を促す依頼文を機関誌の大会号に掲載した。
・機関誌の大会号に,名誉会員の故高垣玄吉郎先生の追悼文を掲載した。
6.委員会報告
(1) 将来計画委員会
小泉修一委員長より,以下について報告された。
・若手育成について
将来計画委員会でアンケートを行なった。この結果を基に委員会で検討し,活性化特別委員会でも,若手の活性化について検討を行なう。また,本学会としての独自性の確立化や国際化についても検討を行なう。これらについては,次回の理事会で報告したい。
議論がされ,活性化特別委員会や評議員会でも検討を行なう。
(2) 出版・広報委員会
仲嶋一範委員長より,以下について報告された。
・委員会は,業務内容別に4つのグループに分かれて作業を進めている。
・機関誌について
本年の4号は,例年より大会が遅いため,大会中に開催される会議の議事録等については締め切りまでの原稿執筆期間が短めにならざるをえない。担当の先生方にはご協力をお願いしたい。
・広報活動について
学会HPの「神経化学トピックス」に,4月以降3件の執筆を依頼し,内2件については既に掲載済みである。
・E-mail配信システムについて
同意・不同意の情報の確認方法について,従来は会員が各自HPから入力した情報をHP担当委員が随時確認して事務局に連絡するシステムになっていた。調査の結果,学会事務局でも直接確認可能であることが判明したため,今後は学会事務局が直接確認する方法に変更し,効率化を図ることとした。
・会員情報検索システムについて
NTTPCコミュニケーションズにレンタルサーバーの申し込みを行い,Linux上で動作するXOOPSを導入後,このXOOPSを基にして改良・修正を加えて会員検索システムを一から構築した。これにより英語名や専門分野の入力が可能になり,会員が各自自分で登録内容を変更することも可能になった。しかしながらその後,問題点が見つかり,実際に稼働するに至っていない。すなわち,“English”に変更すると“EUC”で作成されているため文字化けが起こった。関係するファイルをEUC -> UTF-8に変更して,英語表示にしても文字化けしないようにできたが,今度は日本語による検索ができなくなってしまった(英語検索は可能)。現在,その点を解決すべく検討中である。
以上の状況をふまえて議論がされ,会員情報検索システムはできるだけ速やかに稼働できるよう努めることが要請された。
・ 研究助成金の応募者について
応募者が一般的に少ないため,締め切りの2週間程前に学会事務局よりE-mail配信システムを使って会員に情報を流すこととなった。
(3) シンポジウム企画委員会
和田圭司委員長より,以下について報告された。
・2011年度大会で公開シンポジウムを行なうこと。「パーキンソ ン病研究の新展開:ミトコンドリア機能 障害を中 心に」(オーガナイザー:望月秀樹氏,和田圭司氏)
・新体制の委員会を大会期間中に行なう。
・2012年度大会での公開シンポジウムの枠(有り)とテーマについて池中一裕大会長に確認され,後半の池中一裕大会長よりの報告の際に詳細が確認される。
(4) 国際対応委員会
白尾智明委員長より,以下について報告された。
・ISN大会のトラベルアワードについて
トラベルアワードのある国際学会への応募を推奨していくことと,いろいろなトラベルアワードの可能性も検討していく。
・ISN大会関連の委員について
推薦をいただき,委員会で議論し,理事の先生方と決めていきたい(日本より1名推薦)。
・2014年スペシャルカンファレンスの開催について
詳細は決まっていない。委員会で可能性を慎重に検討していきたい。
・ISNの会員について
-ISNの会員数は,アメリカの学会は日本の2倍の160人,日本は80人である。
-日本の会員数を倍増していく計画をしており,委員会の議題としている。
・2015年ISN大会について
開催場所は,オーストラリアに決まった。
(5) 研究助成金等候補者選考委員会
石崎泰樹委員長より,以下について報告された。
・財団法人井上科学振興財団:第28回井上学術賞について
応募1件あり。委員会で審議の上,全員一致で推薦とした。
・内藤記念科学振興財団・山田科学振興財団について
-応募が増えるよう努力していただきたい。
-締め切りの2週間前に本学会会員へ E-mail配信を行なう。
-2011年5月~2011年9月の公募数及び応募数について報告された。学会推薦への応募が少ないとの報告がされ,前回審議したとおり委員会での審査方法を郵送からインターネットの情報共有スペースを利用する方法に変更し審査時間の短縮に努め,本学会の応募締め切り日を各財団等の応募締め切り日に近づけた。
-推薦する方の名前は,採択された後にオープンする。
-各財団での本学会の推薦枠の働きかけについては,まずは他の学会とも相談し行なっていく。
-理事等の所属施設で推薦枠の上限数の都合等で応募できなかった案件があれば,内容に応じ引き続きき本学会の推薦枠に紹介いただきたい 。
(6) 脳研究推進委員会
岡野栄之委員長欠席
(7) 奨励賞選考委員会
和田圭司委員長より,7月15日開催の奨励賞選考委員会について報告された。
・2011年度最優秀奨励賞と奨励賞の選考を行なった。最優秀奨励賞受賞者は該当なし,奨励賞受賞者は3名決定した。9月26日(月)に表彰式(懇親会)を開催する。
・最優秀奨励賞と奨励賞については,応募窓口は同じだが,選考はそれぞれ別個に行なっている。それぞれの賞のより詳しい性格づけについては,新しい委員会で行なっていただく。
・この2~3年の間応募者が増加している。書類選考のみに規程を変更したことや選考に英語での発表を義務化しないことが要因と考えられる。
池中一裕大会長より
第55回大会の講演について,英語で進めてよいかとの確認がされた。
(8) 連合大会委員会
髙坂新一委員長より,以下について報告された。
・2012年は池中一裕大会長がAPSNとの合同大会を,また,日本生物学的精神医学会とは連携で進めている。
・2013年Neuroの合同大会はタンデムであるが,国際生物学的精神医学会と行なうと決まっている。
・単位取得について
今大会より,日本神経学会の専門医認定の資格・認定に更新にかかる単位付与を開始した。現在2学会と行なっているが,今後もさらなる単位取得の連携を図りたい。
・日本神経科学学会について
2013年Neuroの合同大会とすることを前提とした覚書を交わしている。覚書が切れるにあたり,将来的に日本神 経科学学会とゆるやかな連合を模索していくことがいいのかどうかを考える必要がある。
井上和秀理事長より
ゆるやかな連合で進んでいくかもしれない。できるだけ日時や会場を合わせるなどして利便性を高めて,短期間に多くの情報が得られるような状況を作っていくことを共通認識として持っていく。
以上の議論がされ,将来計画委員会等で具体的に検討していく。
・グリアについて
将来計画委員会等で具体的に検討を進めていくことも必要ではないか。本学会の特徴は疾患の分子科学的に扱っていくこと,グリアが大切であると感じている。Neuro大会では幅広く行なっているが,グリアに関する研究はそれほど多くないため,本学会の特徴を生かすにあたりグリアを重要視していることはアピールする一つの手段となるのではないか。グリア研究会やグリアクラブ等と可能であれば一緒に行なうことを模索してみてはどうか。
(9) 日本神経化学会活性化特別委員会
遠山正彌委員長より,以下について報告された。
・活性化特別委員会は,現在1,400名程度の会員数を2,000名規模にすることを目標とし,2年間の期間限定で設置された委員会である。基礎と臨床の両面からアプローチできるよう,委員には両者バランスよく就任いただく。魅力的な学会作りを通じて会員数の増加を達成するために将来計画委員会とも密接に連携していきたい。
・グリア研究会
参加者200名前後で,臨床の先生方も多い。グリアと神経系の発達は大きなトピックスとなっている。グリア研究会としては一緒に行なう話は喜んでお受けしたい。まずは,10月(名古屋)に議題を出すので,要望を出していただきたい。
7.第54回大会(2011年度)について
米田幸雄大会長より,以下について報告された。
・大会にたくさん方がご参集くださったことに御礼を述べられた。
・若手育成セミナー寄付状況を報告された。
・若手育成セミナーの参加者について
-参加者は96名だった。内訳は金沢大学25名程であり,学生自体はあまり集まらなかった。3泊4日の束縛時間の長かったことが理由に考えられる。しかしながら,3泊4日で参加費8,000円は魅力的と考えられる。この点が今後検討していく上で情報となると考えられる。
-演題は241題。(理事会の公開シンポジウム,日本神経化学会・日本生物学的精神医学会合同シンポジウム,一般シンポジウム,一般講演,大学院生講演,ポスター発表)
特に,大学院生講演の応募が多くあった。優秀賞のようなものがあると応募してくるのではないかと考えられる。この選考については,厳密に行ない,表彰式は懇親会で行なうこととした。これらのことが若い者を取り込むきっかけとなればとのことであった。また,一般シンポジウムは英語で行なった。
髙坂新一委員理事より
今回寄付の集まりがよくなかった。学会の目玉である若手育成セミナーをしっかりとサポートする担当理事などを決めてはどうかとの提案がなされ,審議事項として議論する。
・頭脳パンを本会中に配布する。林髞慶応大学教授(故人)に敬意を表したい。
8.第55回大会(2012年度)について
池中一裕大会長より,以下について報告された。
・2012年9月30日(日)~10月2日(火)に神戸コンベンションセンターで開催予定。
・9月27日(木)にプログラム委員会が開催されて詳細が決定される。現在JSN側の要望はほぼ聞き入れてもらっているが,さらに追加要望があれば申請を行ないたい。
・9月29日(土)12:00-16:00 JSN councilmeeting,17:00-19:00 Welcome reception(APSN/JSN)が予定されている。
・9月30日(日)11:30-12:00 最優秀奨励賞受賞口演,17:30-19:30 理事会企画シンポジウム(日本語)が予定されている。
以上の議論がされ,理事会企画シンポジウムの日程について,理事会企画シンポジウムの設立の目的は,鍋島俊隆監事などに伺ったところ他の学会や専門家集団の方に来ていただくことであるため,日曜日がベターであろう。
・9月29日(土)・30日(日)に若手育成セミナーが(JSN独自)予定されている。
・予算面は,予算の多くがドル建てになっており,現在のレートが続くと苦労が予想される。
・日本生物学的精神医学会との合同シンポジウムの神経化学会側の委員を島田昌一会計担当理事と橋本均先生にお願いした。
・2010年9月4日(土)に開催された第1回APSN・JSN合同大会日本側プログラム委員会での日本側で要求していることが説明された。
9.第56回大会(2013年度)について
木山博資庶務担当理事より,以下について報告された。
・第56回(2013年度)大会は,日本神経科学学会(加藤忠史大会長)と日本神経回路学会(五味裕章大会長)との3大会合同で行なう。合同大会は, 理事長間で取り交わされた覚書のもと準備を進めている。
・日時は,2013年6月20日(木)~23日(日)の4日間,京都国際会議場で行なう。引き続き同会場でWFSBP World Congressが開催される(半日間だけ重なる)。
・日本神経化学会の実行委員長は名古屋大学の山田清文先生,プログラム委員長は山梨大学の小泉修一先生にお願いしている。
・大会事務局はコングレと決まった。
・シンポジウム等は来年の前半に決定していく。大会は6月と例年より早いため,公募開始は早くなる。
・詳細はこれから詰めていく。
10.その他
特になし。
【審議事項】
1.名誉会員の推薦について
井上和秀理事長より報告され,審議の結果,候補者1名に対し総会への推薦が承認された。
2.2012年度予算案について
島田昌一会計担当理事より,以下について報告された。
・収支について
2010年より会費納入率をUPするためにコンビニ決済を導入した。会費納入率はUPしているが,それに関わる事務手数料も発生している。
収入の部
会費売上代などを現実に即した予算額とした。
支出の部
-旅費交通費と会議費,通信事務費,印刷費は,2011年度予算では理事の改選等があり,それに関わる経費をたてていたため,2012年度は2011年度より少ない額となっている。
-学会誌作成費と学会誌発送費は,2010年度に機関誌の印刷業者を代えたことにより,例年に比べ60万円程の節約をすることができた。
-年会費納入に関わるコンビニの事務手数料(歩合制)は,各種手数料で見込みをたてている。
-若手海外派遣補助費と若手育成セミナー補助費は,2011年度より予算をたてている。
以上のことを踏まえ,例年赤字の年が多いが,収支のバランスをギリギリ保ってきた。2011年より若手育成に関する支出が増えているので,財政的には毎年少しずつ減りつつある状況である。今後はいくつかの工夫を行ない,経費の節約をより一層行ないたい。
また,以下の意見がされ,議論された。
・抄録号について
-第55回大会はAPSNとの合同大会のため,J.Neurochemistry誌にも抄録が掲載される予定である。そのため,経費削減のため,「神経化学」誌の大会号についてはプログラムのみを掲載し抄録は掲載しない可能性を検討してはどうかという意見が出された。それに対し,現在の「神経化学」の大会号が2号と3号の合併号になっているのはプログラム号と抄録号の合併号という位置づけのため,抄録を全く掲載しない場合にも2/3号合併号とできるか,または,3号を中止して年間3回のみの発行とすることができるかを検討する必要があるとの指摘がされた。ISSNナンバーを申請した際に,年4回出すことが条件になっていたり,4種郵便の特典を享受するために発行回数が決められていたりする可能性もあるため,詳細を調査してから検討すべきという意見が出された。
以上を踏まえ,合併号については,作成費と発送費を抑える努力をしていく方向で,ISSNナンバーや版権などについて調べた上で,もう一度理事会で議論する必要があるため,次回の審議事項となった。
3. 奨励賞選考委員会委員候補者について
木山博資庶務担当理事より,以下について報告された。
・3名の選考委員(委員長含む)が任期満了となる。協議の結果,以下の3氏を新に選出し,一同これを承認した。委員長は互選で選ぶ。
臨床系:森則夫(浜松医科大学),加藤忠史(理化学研究所)
基礎系:小泉修一(山梨大学大学院),今泉和則(広島大学大学院)
4. 学会ホームページサーバーについて
仲嶋一範出版・広報担当理事より以下について 報告され,審議された。
・2012年3月をもって,現在学会HPを置いている国立情報学研究所の無料サーバーが利用できなくなるため,その後に学会HPを置くサーバーについて現在さまざまな検討を行っていることが報告された。今後の絞り込みの方針について議論した結果,学会の財政状況を鑑みてできるだけ経費がかからないところを探すものの,例えばバナー広告をつけることで無料になるサーバーについては,どの程度広告の内容を学会サイドで管理できるかなど,広告の内容を考慮に入れて検討すべきとの結論になった。
以上を踏まえ,現在のコストを維持して,ファンクションを上げられることを目指していく意見がなされた。財務とコンプライアンスも関係してくるため,財務面は島田昌一会計担当理事,コンプライアンスは執行部,アウトプットについては仲嶋一範出版・広報委員長を中心に情報を集約していくこととなり,次回の審議事項となった。
5.その他
木山博資庶務担当理事より,以下について報告された。
・IMIC倉庫移転について
IMICよりIMICの倉庫移転により保管場所がなくなるため,5年以上経過した書類等の処分のお願いしたい旨の通知があり倉庫の在庫状況について報告がされた。
機関誌について次の通り承認された。
-機関誌各号1冊ずつは,国立国会図書館で納本すること。
-機関誌各号を1ないし2部(最近の物は多めに)を倉庫に保管し,他は処分すること。
-機関誌各号を将来的にPDF化していくこと。また,PDF化は数年に分けて行なう意見が出され,この作業にかかる予算と工数を調査するため,試みに一部のPDF化を行なうこととなった。
さらに,版権譲渡などを調べた上で再度議論していく。
・担当者について(若手育成セミナー)
継続性をもって勧めていくため専門の担当者をおくことについて提案がされた。
・調査・分析について(若手育成セミナー)
昨年度大会担当の和田圭司理事より
アクティビティとしては非常によいことが報告され,費用対効果について分析していくことを提案された。また,会員動向についても,3年間未納者の半数は学生であることや新入会員がどのくらい定着せずに流れてしまっているのかなどの現状把握をする必要がある。そのためにも,年齢別構成による5年後10年後の予測,新入会員と退会者の年齢構成などについても分析する必要がある。
今年度大会担当の米田幸雄理事より
大会長が行なうことは,大会長の裁量の中で進めることが出来る。(理事会より)形式的に決まってしまうと,必ずしも大会長と一致しないケースがでてくる可能性も考えられる。現在のように経済的には援助し,大会長に裁量をお任せしたほうが大会を開催する立場からすると進めやすいのではないか。
他に,会員動向についてはリピーターが多い印象ではないことや参加者が何を望んでいるかを調べる必要があるとの意見もされた。
以上を踏まえ,調査分析については将来計画委員会で行なう。
・寄付・広告掲載について(若手育成セミナー)
髙坂新一委員長より
寄付よりも(雑誌に載せる)広告の方が比較的集めやすいと考えられる。趣意書を早目に進めていくことと,同時に理事会の中でバックアップする体制を持つことについての提案がされた。
・若手の育成について(若手育成セミナー)
-将来学会の中枢となってくれる若手を確保していく必要性の意見がされ,奨励賞受賞者に対し,受賞後もアフターケアをしていく必要性の意見がされた。また,奨励賞受賞者については,今までの取り組みにより比較的成果をあげているのではないかとの意見がされた。
-現在HPの受賞者のリストには, 2006年からの奨励賞受賞者しか載っていないため,すべての受賞者の名前を,最優秀奨励賞の記載も含めて載せることにしてはとの提案がされ,可決された。
-若手育成セミナーの演者の肩書きに何年度受賞者とつけてはどうかとの意見がされた。
・男女共同参画委員会について
今まで将来計画委員会の中で討論されてきた「男女共同参画委員会」を本学会で設立するかどうか等を話し合う準備委員会を立ち上げることとなり,この立ち上げに関する担当を馬場先生にお願いする。
委員の選任については,執行部より馬場先生に一任することをお願いした。
・COI委員会について
世の中の流れより,本学会でも来年度大会から行なってはどうかとの意見がされた。
・学会のありかた
・活性化の具体策
については,評議員会で引き継ぎ議論する。
以上を以て予定したすべての議事を終了し,本年度第3回理事会を閉じた。