委員長だより(国際対応委員会)
今期の国際対応委員会の委員長を仰せつかりました味岡でございます。後述する鍋島トラベルアワード( https://www.neurochemistry.jp/travelaward/ )の受付を開始しましたので、海外在住の若手研究者の皆さまには応募をご検討いただけると幸いに存じます。
さて、委員会の掲げる目標は、1)日本神経化学会(JSN)と国際学会の相互発展に貢献すること、2)国内で活躍するJSN若手研究者の国際活動を支援すること、3)国外に居住するJSN若手研究者の活動を支援することでございます。
本委員会はシニアから若手まで、池中 健介 副委員長、阿部 欣史 委員、安藤 香奈絵 委員、藤原 悠紀 委員、矢吹 悌 委員、楊 熙蒙 委員、和中 明生 委員というメンバーで活動しております。
以下、具体的な活動について紹介いたします。
JSNと国際学会の相互発展への貢献に関しては、関連学会である国際神経化学会(ISN)とアジア太平洋神経化学会(APSN)と連携して活動しております。JSNはISNやAPSNの運営に深く関わり、良い関係を築き上げてきました。現在JSNからは味岡がISN理事として、池中先生、阿部先生、藤原先生がAPSN理事として活動しております。2027年8月23日から28日に開催されるISN京都大会(Neurochemistry 2027)もJSNにとって大変重要なイベントでございます。
*参考ウェブサイト
ISN
https://www.neurochemistry.org
APSN
https://www.apsn-neurochemistry.org
次に、国内で活躍するJSN若手研究者の国際活動支援に関しましては、「日本神経化学会トラベルアワード」がございます。ISNあるいはAPSN大会のトラベルアワードの応募に先立って、海外での研究生活が長かった委員が中心となって応募書類を添削するものであり、もしISN/APSNトラベルアワードに採択されなかった場合でも、数名に対してJSNが旅費の一部をサポートするというお買い得(?)なトラベルアワードでございます。なお、現在は池中先生がAPSNのスクール委員長を務めておりますので、スクールを通じた国際活動支援も今後検討して参ります。
*参考ウェブサイト
日本神経化学会トラベルアワード
https://www.neurochemistry.jp/isn-apsn/
最後に、国外に居住するJSN若手研究者の活動支援に関しましては、鍋島俊隆先生のご好意で創設された基金「鍋島トラベルアワード」がございます。こちらは海外留学中の会員が一時帰国して、JSN大会で演題発表するための旅費を補助するものです。現在応募中であり、Neuro2026大会の演題登録締め切り2月5日を締め切りとしております。
*参考ウェブサイト
鍋島トラベルアワード
https://www.neurochemistry.jp/travelaward/
JSNは設立当初からISNの発展に大きな貢献をし、国際的に神経化学研究を牽引して参りました。神経関連の国内学会は多数存在しますが、国際学会とこれほど密接に連携して活動する学会はほとんどありません。JSN会員の先生方にも是非ご協力いただき、委員会という枠を超えて一緒に活動していただければ大変嬉しく存じます。よろしくお願い申し上げます。
国際対応委員会委員長
味岡逸樹

