委員長だより(大会デザイン委員会)
大会デザイン委員会の委員長を拝命しています、山岸覚と申します。今期の大会デザイン委員会には、副委員長として、村松里衣子先生、委員として、味岡逸樹先生、池中建介先生、竹林浩秀先生、照沼美穂先生、長井淳先生、藤原悠紀先生、牧之段学先生、山崎礼二先生(五十音順)にご参加いただき、一緒に活動させていただいております。
「大会デザイン委員会」は、小泉理事長の熱い思いを受け、学術大会をより魅力的で実りあるものとするため、新たに発足しました。前身である「連合大会・多分野交流委員会」の役割を引き継ぎつつ、各大会長の個性を尊重しながらも、学会としての長期的な視点をもって大会をデザインしていくことを目的としています。各大会、特に単独大会では、大会長がそれぞれの特色・カラーを出しながら、魅力的な学会づくりに尽力されています。一方で、日本神経化学会が長年培ってきた伝統や独自企画、基本方針が途切れることのないよう、継続性を意識した運営も重要です。また、学会のさらなる発展に向けて、どのような企画が望ましいのか、将来を見据えた新たな取り組みについても議論を重ねています。
直近の合同大会であるNeuro2026では、日本神経科学会との合同企画として、2つのシンポジウムを準備しています。1つは産学連携シンポジウム「神経系のオルガノイド, アセンブロイド技術 ~最近の進歩とその応用~」、もう1つは基礎・臨床連携シンポジウム「がん神経科学の新展開:神経発生プログラムの『ハイジャック』から紐解く脳腫瘍の本質と革新的治療戦略」です。いずれも、神経化学の魅力に加え、他分野との接点を感じていただける内容になるものと期待しています。素晴らしい演者の先生方が揃った大変魅力的なシンポジウムですので、ぜひご参加いただければ幸いです。詳細は大会ページをご覧ください。https://neuro2026.jnss.org/program.html#p06
委員会ではさらに、今後の学会企画のあり方についても意見交換を行いました。社会実装を見据えた創薬・医療機器開発、大型研究費獲得、キャリア形成、学会運営との両立といった実践的な話題も、会員の皆さまにとって有益な企画になると考えています。また、シンポジウム以外の試みとして、Meet the Editor、グラント審査経験者との意見交換の場、ハイインパクトジャーナルへの投稿経験を共有する企画なども検討しています。研究を進める上で多くの会員が関心を寄せるテーマについて、率直な経験や知見を共有できる場をつくることは、学会の新たな魅力につながると考えています。さらに、他学会との合同大会の可能性についても議論を進めてまいります。分野の近接性や規模感を踏まえながら、日本神経化学会にとって最も実りある連携のあり方を模索しているところです。
大会デザイン委員会は、会員の皆さまにとって「参加してよかった」と感じていただける学会を目指し、今後も知恵を出し合ってまいります。ご意見やご要望がありましたら、ぜひお寄せください。より魅力的な学会を築くことができましたら幸いです。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
大会デザイン委員会 委員長
山岸覚

