千里ライフサイエンスセミナー
X3第10回がんシリーズ『がんの臨床応用に向けての新規モダリティ』
【日時】2025年9月4日(木)10:30~16:20(WEB配信併用)
【場所】千里ライフサイエンスセンタービル 5F 山村雄一記念ライフホール
(大阪メトロ御堂筋線・北大阪急行 千里中央駅 北口すぐ)
【コーディネーター】
大谷 直子 大阪公立大学大学院 医学研究科 病態生理学 教授
保仙 直毅 大阪大学大学院 医学系研究所 血液・腫瘍内科学教授
【開催趣旨】
近年、多様な新規がん治療モダリティの開発が進んでいる。CAR-T療法の成功により細胞医薬が注目され、免疫応答に影響する腸内細菌を制御する新規ファージ療法、mRNA創薬からがんワクチンや新規免疫治療が誕生している。光濃縮技術を活用した微量タンパク質の測定技術や、二重特異性抗体や抗体薬剤複合体のような新世代抗体医薬の開発が加速し、がん治療の選択肢が広がっている。デザイナーエクソソームは、次世代のドラッグデリバリーシステムだけでなく、免疫チェックポイント阻害剤の効果増強の可能性も示唆される。本セミナーでは、これらの最先端技術を紹介し、より効果的な個別化医療を目指したがん治療の未来像を探る。
【プログラム】
10:30-10:35 挨拶
審良 静男 千里ライフサイエンス振興財団 理事長
10:35-10:50 はじめに
大谷 直子 大阪公立大学大学院 医学研究科 病態生理学 教授
10:50-11:30 がんに対する遺伝子細胞治療の現状と展望
保仙 直毅 大阪大学大学院 医学系研究科 血液・腫瘍内科学 教授
11:30-12:10 メタゲノム解析を基盤とした移植片対宿主病に関連する腸内細菌の制御
藤本 康介 大阪公立大学大学院 医学系研究科 ゲノム免疫学 准教授
東京大学医科学研究所 附属ヒトゲノム解析センター メタゲノム医学分野 特任准教授(兼)
- 昼 食 -
13:20-14:00 光濃縮システムによる低侵襲ハイスループット体液マーカー計測法の開発
飯田 琢也 大阪公立大学大学院理学研究科 教授/LAC-SYS研究所 所長
14:00-14:40 mRNA創薬とガン治療への応用
位髙 啓史 大阪大学 感染症総合教育研究拠点 臨床生命工学チーム 教授
- 休 憩 -
14:50-15:30 抗体エンジニアリング技術を用いた抗腫瘍抗体の創出
櫻井 実香 中外製薬式会社 研究本部バイオ医薬研究部/
トランスレーショナルリサーチ本部プロジェクト推進部 副部長・主席研究員
15:30-16:10 デザイナーエクソソームによる免疫制御とその品質管理
華山 力成 金沢大学 ナノ生命科学研究所 教授/医学系 免疫学 教授
16:10-16:20 おわりに
保仙 直毅 大阪大学大学院 医学系研究科 血液・腫瘍内科学 教授
*セミナー終了後、交流会(名刺交換会)を開催します。是非、会場にお越し下さい。
【参加費】無料
【定員】会場参加 100名、WEB参加 500名(要事前申込)
【申込方法】参加希望者は、当財団ウェブサイトから8月28日(木)までにお申込み下さい。
https://www.senri-life.or.jp/event/3395/
定員になり次第締め切ります。参加予定者には、「参加案内」を送付します。
また、WEB 参加者には開催日前に参加方法をお知らせします。
【主催】公益財団法人 千里ライフサイエンス振興財団