委員会

委員長便り

【日本神経化学会】委員長だより(若手育成委員会)

 若手育成委員会の委員長を務めております照沼美穂です。第63回日本神経化学会大会が来月に迫って参りましたので、大会における委員会の活動のご報告も兼ねて委員長便りをお届けします。若手育成委員会は、私と10名の委員(石橋智子委員、大谷嘉典委員、久保健一郎委員、竹居光太郎委員、田中達英委員、橋本亮太委員、平山友里委員、藤田幸委員、牧之段学委員、和田圭司委員)で本年度は活動しております。若手育成委員会は、本学会がとても大事にしている「神経化学研究者の育成」を目指した活動を行っております。大会前日に開催される若手育成セミナー、そして大会の若手道場、みなさんもご存知ではないでしょうか。
 
 本年は大会がWeb開催に変更され、馬場大会長並びに関係者らがご尽力されていますが、それに合わせて若手育成セミナーもWeb開催に変更されました。世話人代表の石橋智子委員と副代表の大谷嘉典委員が、受講生に満足していただけるように色々と工夫していますので、少しご紹介させていただきます。まず14時より受講生全員に向けて前理事長の和田圭司先生の講演と質疑応答が行われます。その後、前半5つのグループに分かれて講師の先生(小野先生、金子先生、北村先生、工藤先生、久保先生)の講義を受けます。後半は4つのグループに分かれて講師の先生(味岡先生、岡野先生、村松先生、和中先生)の講義を受けます。
 これらの講義は、質疑応答の時間がたっぷり設けられているほか、研究生活や進路などの日々の悩みや様々な質問にもお答えする場となっております。またWeb開催の利点を生かして、セミナー日よりも前に、各グループでの自己紹介の時間を設けております。第一線でご活躍されている先生方や同世代の研究者との交流を是非楽しんでいただきたいと思います。セミナー講師の講義内容につきましては、大会ホームページの第13回若手研究者育成セミナーの欄をご覧ください。
 
 もう一つの若手道場ですが、こちらもWeb開催に合わせて音声付きスライド発表(eポスター)に変更されました。本来は発表10分、質疑応答15分の予定でしたが、音声スライドによる発表5分、テキスト形式の質疑応答15分になりました。音声付きスライドは大会参加者の皆様には期間中いつでもご視聴いただけますが、審査対象となるコアタイムの質疑応答は9月11日13:30からと9月12日13:00から、各発表者の質疑応答の時間を指定して行われます。若手道場発表者の皆様には、テキスト形式にはなってしまいましたが、審査員との直接のやり取りやフィードバックを楽しんでいただきたいと思いますし、日頃の研究・勉強の成果を発揮していただきたいと思います。
 
 最後に、本大会では初めて若手道場の審査員を一般公募させていただきました。たくさんの会員の皆様に応募していただきましたこと、感謝申し上げます。審査員には若手枠も設けております。他の研究者の評価を行うことは、自分の研究を高めることにもつながると思います。今後とも皆様には積極的にご参加いただきたいと思います。
 
 本年の大会や若手育成セミナーはこれまでとは違った開催方法になりますが、新しいことに挑戦することで、学ぶこともたくさんあると思います。皆様と交流できますことを心から楽しみにしています。
 
 
若手育成委員会
照沼美穂

(2020年8月18日)