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千里ライフサイエンスセミナーN2『オルガノイド研究の現状と展望』
開催日時:2019年7月24日(水)
2019/03/26
千里ライフサイエンスセミナーN2『オルガノイド研究の現状と展望』

1.日時・場所 2019年7月24日(水)10:30~16:10
        千里ライフサイエンスセンタービル 5F 山村雄一記念ライフホール
          (大阪メトロ御堂筋線・北大阪急行 千里中央駅 北口すぐ)

2.コーディネーター
 
 
    佐藤 俊朗   慶應義塾大学医学部 坂口光洋記念講座(オルガノイド医学) 教授           西中村 隆一  熊本大学発生医学研究所 腎臓発生分野 教授

3.開催趣旨:
発生の過程において、受精した胚は一種の幹細胞としてあらゆる組織を作り出し、生後の成熟によって機能的な組織が完成する。一方、成体組織の多くは、組織幹細胞の自己複製と分化により、その機能が維持される。こうした幹細胞からの複雑な組織形成・分化・維持のプロセスの理解は、2次元培養では不十分であった。近年、多能性幹細胞・組織幹細胞から様々な3次元組織構造体 “オルガノイド”を作り出す技術が開発された。オルガノイド培養は、これまでブラックボックスであった組織形成・分化過程を“見える化”し、新しい知見を続々と生み出している。また、オルガノイドは生体組織に近い機能を有し、再生医療への応用が始まっている。さらに、疾患組織のオルガノイドモデリングによって、疾患の病態理解や創薬研究が注目を集めている。
今回、国際的な活躍をしているオルガノイド研究者を糾合し、どのようにオルガノイドを作り、研究に応用していくか、わかりやすく講演頂く。

4.プログラム(演題および演者)  
     10:35-10:50  はじめに
       佐藤 俊朗   慶應義塾大学医学部 坂口光洋記念講座(オルガノイド医学) 教授
     10:50-11:30 「オルガノイドによる消化器疾患研究」
      佐藤 俊朗      慶應義塾大学医学部 坂口光洋記念講座(オルガノイド医学) 教授
     11:30-12:10 「卵母細胞系列の再構築系の現状と課題」
        林 克彦       九州大学大学院医学研究院 ヒトゲノム幹細胞医学分野 教授 
     12:10-12:50 「多能性幹細胞を用いた神経発生システムの再現と制御」
             
   永樂 元次      京都大学 ウイルス・再生医科学研究所 教授
     -  昼 食  -
     14:00-14:40 「ヒト肝臓を対象としたオルガノイド医学」
      武部 貴則      東京医科歯科大学 統合研究機構 教授
     14:40-15:20 「iPS細胞を用いた肺オルガノイドからの呼吸器疾患モデリング」
              後藤 慎平   京都大学大学院医学研究科 呼吸器疾患創薬講座 特定准教授
     15:20-16:00 「発生学をもとに腎臓を創る」
               西中村 隆一  熊本大学発生医学研究所 腎臓発生分野 教授
     16:00-16:10  おわりに
       
西中村 隆一  熊本大学発生医学研究所 腎臓発生分野 教授


5.参加費:無料

6.定員:200名 (定員になり次第締切り)

7.申込方法:氏名・勤務先・所属・役職名・〒・所在地・電話 を明記の上、
       E-mailでお申し込みください。(FAX申込み可) 
       事務局より「参加証」をお送りいたします。

8.申込先:  公益財団法人 千里ライフサイエンス振興財団
       セミナーN2事務局 担当 秋山 雅央 
       E-mail:dsp-2019@senri-life.or.jp (TEL:06-6873-2001、FAX:06-6873-2002)

  セミナーの詳細や変更等につきましては、下記の財団 web site にて随時ご案内しており ますのでご覧下さい。
  (財団 web site:http://www.senri-life.or.jp/