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神経化学の若手研究者育成セミナー

日本神経化学会では,明日の神経化学を支える人材の養成を目指し,神経化学の若手研究者育成セミナー(以下、若手育成セミナー)を大会に併せて開催しております.
これまでの若手育成セミナーでは,第一線で研究に携わる講師陣が,最新の研究内容や実験手法,さらには研究者としての心構えなどについて熱心に講義し参加者と討論されてきました. 
神経化学会は深く討論することを重視する伝統がありますが,本セミナーでもこの伝統が受け継がれています. 
講義・討論・フリーディスカッションを通して,講師や参加者同士が自由に意見交換しながら,神経化学の楽しさを感じていただければと思います.

なお本セミナーには,多くの企業からのご寄附や広告協賛によるご支援をいただいております. 
厚く御礼申し上げますとともに,今後とも引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます.

神経化学の若手研究者育成セミナー開催

第14回 (2021年)神経化学の若手研究者育成セミナー

2021年3月31日 10時07分 [日本神経化学会]
開催予告
第14回若手研究者育成セミナーは、新型コロナウイルス感染拡大防止を鑑み、受講生の募集人数は少し減らしたうえで、参加者は一堂には会さない、マスク着用等、感染対策を講じて実施します。受講生、講師、チューター、世話人の計9-10名を一つのグループとして、グループ単位でセミナー、討論会を行ないます。開催日程も例年より短くなりますが、新たな試みとして大会直前に鍋島俊隆先生による特別ウェビナー、ゲスト講師をお招きした討論会を行ないます。第一線でご活躍される多くの先生方や参加者同士が自由に意見交換できる有意義なセミナーになるよう企画しました。
 
多数の皆様のご応募をお待ちしております。

第14回 (2021年)神経化学の若手研究者育成セミナー
・開催日程
2021年9月24日(金)18時00分〜19時30分(Zoom開催)
2021年9月30日(木)学会初日プログラム終了後~(奈良県コンベンションセンター)セミナー、討論会
※詳細な時間は決定次第、改めて連絡致します。
 
 
・講師
全体セミナー(Zoom開催)
鍋島俊隆(藤田医科大学・客員教授)
 
・募集人数
約40名(原則、先着順)
・開催場所
学会会場 (奈良県コンベンションセンター)
参加資格 (以下の条件を全て満たす必要があります。)
指導教員の推薦を受けた学部生、大学院生、ポストドクター(学位取得後5年目まで)の方。
日本神経化学会の会員もしくは入会手続き中の方(入会手続き後に参加申し込みをして下さい)。
第64回神経化学会大会に参加登録を済ませた方。
参加費 無料
 
セミナーに含まれるもの
若手育成セミナー受講
夕食、宿泊(9/30のみ)
交通費、学会参加費のサポートはありません。
参加申込方法 2021年4月5日(月)より応募開始
以下URLより申込書をダウンロードし、電子メール添付にてお送り下さい。必ず指導教員による推薦の署名を貰ってPDF化した申込書を添付してお送り下さい。併せて、氏名、所属、電話番号、連絡が付くメールアドレスを必ずご記入ください。
なお、若手育成セミナーへの参加は本大会への参加登録が必要です。
お申込み先
奈良県立医科大学 解剖学第2講座 田中 達英 wakate14@naramed-u.ac.jp
募集締切
定員が集まり次第締切


講師・講義タイトル (敬称略)

全体セミナー(Zoom開催、9月24日)
鍋島俊隆(藤田医科大学・客員教授)
若者へのエール:君の仮説を証明するためにどのように研究を進めるか
 
 
グループセミナー講師
大野伸彦(自治医科大学)
微細な3次元構造の理解のための秘訣と技術革新~「かたちをみる」ことからはじめてみませんか?~
 
岡野栄之 (慶応義塾大学)
神経系における幹細胞研究:基礎・神経再生・創薬
 
加藤隆弘(九州大学)
ミクログリアと精神分析が出会ったら
 
工藤喬(大阪大学)
精神神経疾患のバイオマーカーを考える
 
児島将康(久留米大学)
日本人研究者が発見した、本能行動を変えるすごい神経ペプチド-グレリン
 
斎藤祐見子(広島大学)
日本人研究者が発見した、本能行動を変えるすごい神経ペプチド-メラニン凝集ホルモン
 
竹居光太郎(横浜市立大学)
神経発生から神経再生へ:向こう見ずサイエンスの挑戦(仮題)
 
竹村晶子(奈良県立医科大学)
脳と末梢の境界「脳室周囲器官」に着目してー子育て体験談も交えてー
 
田中謙ニ(慶応義塾大学)
研究を楽しむ、研究を続ける、研究で生きる
 
中澤敬信(東京農業大学)
iPS細胞技術を用いた精神疾患の分子病態研究
 
馬場広子(東京薬科大学)
神経系におけるprogrammed translational readthroughの生理的意義および病態との関連性(仮題)
 
尾藤晴彦(東京大学)
神経活動が可塑性を長期化する謎に挑むー奔放な20代、30代を振り返るー(仮題)
 
南雅文(北海道大学)
痛みと情動:行動薬理学と電気生理学による神経機構の解析
 
山下俊英(大阪大学)
神経回路はどのように修復されるのか?
 
和氣弘明(名古屋大学)
グリアーニューロン活動の計測・操作のための新しい光技術
 
和田圭司(国立精神・神経医療研究センター 神経研究所)
研究と人間関係:ビジネス世界から学ぶ


ゲスト講師
 
今泉和則(広島大学)
大隅典子(東北大学)
北村貴司(テキサス大学)
木山博資(名古屋大学)
小泉修一(山梨大学)
竹林浩秀(新潟大学)
東田千尋(富山大学)
村松里衣子(国立精神・神経医療研究センター神経研究所)
望月秀樹(大阪大学)
米田幸雄(金沢大学)
 


・世話人
 大会長

 和中 明生(奈良県立医科大学 解剖学第2講座)

 世話人代表

 牧之段 学(奈良県立医科大学 精神医学講座)

 世話人副代表 

 田中 達英(奈良県立医科大学 解剖学第2講座)

 世話人

 日本神経化学会若手育成委員会委員一同

お申込・お問い合わせ先
田中 達英 wakate14@naramed-u.ac.jp

過去の開催記録

第2回 神経化学の若手研究者育成セミナー(若手育成セミナー)
開催場所
 伊香保温泉・ホテル天坊
大会長
 田代 朋子
理事長
 髙坂 新一
世話人代表
 田代 朋子
世話人副代表

期間
2009年6月22日~6月23日
参加人数
84名

温泉旅館という会場の特性を利用し、若い参加者と講師の先生方、お世話した事務局まで、寝食を共にして過ごした熱いセミナーでした。
大会長 田代 朋子 (青山学院大)

  講師
 統合テーマ 講義タイトル
 1 石川 良樹 群馬大 細胞骨格と
 神経回路形成
 精製蛋白質から細胞機能を探る:
 アクチンミオシン系蛋白質のin vitro解析法
 五嶋 良郎 横浜市大 神経回路形成と生理活性物質の探求
 2 新田 淳美 名古屋大 アミノ酸と
 低分子化合物
 神経栄養因子産生促進をする
 低分子化合物を用いた実用化への道
 (みんなも特許をだしてみよう!)
 米田 幸雄 金沢大 神経骨学の醍醐味
 3
 武井 延之
 新潟大
 神経栄養因子と
 長期増強
 神経栄養因子研究の今後
 小倉 明彦
 大阪大
 脳切片培養を使ってできること
 4
 小泉 修一
 山梨大
 グリア細胞
 グリア細胞の神経化学
 馬場 広子
 東京薬大
 ミエリンと軸索の粋な関係を探る
 5
 澤本 和延
 名市大
 神経発生と神経新生
 成体脳のニューロン新生と再生医学
 鹿川 哲史
 東京医歯大
 神経発生研究の現状と未来展望
 6
 東田 千尋
 富山大
 目指せ、創薬
 伝統薬物-based 創薬
 永井 義隆
 精神・神経セ
 神経変性疾患克服への挑戦
 -目的指向型研究の進め方-
 7
 高橋 正身
 北里大
 タンパク質の科学と
 新しい形態学
 タンパク質の扱い方
 和中 明生
 奈良医大
 神経化学研究における形態学の有用性
 8
 崎村 建司
 新潟大
 脳科学の将来
 脳機能を個体で解析したい:
 遺伝子改変マウス作成工房ができるまで
 和田 圭司
 精神・神経セ
 脳科学の発展に必要なこと:
 若手諸君に期待する